商品紹介
サーバークラスのハードウェアと機能
インテル Core i3 プロセッサー(3.10GHz Quad Core)
本商品は、CPUに第8世代インテル Core i3 プロセッサー(3.10GHz Quad Core)を採用。企業で利用されることの多いバックアップやウイルス対策ソフトをインストールした場合も高い処理性能で快適にご使用できます。
10GbE/5GbE/2.5GbEインターフェイスを標準搭載
本商品は、10GbE対応のLANポートを標準搭載し、高速なデータ転送をLANカードの追加増設なくご利用いただけます(※)。NASへのアクセスが高速化することで、大容量化が進むオフィスのデータもストレスなく閲覧・編集できるため、業務効率の向上につながります。また、マルチギガビット(5GbE、2.5GbE)にも対応しているため、多くの企業で採用されている既設のLANケーブル(カテゴリー6またはカテゴリー5e)でも対応するスイッチに変えるだけで高速化を実現できます。
■ 10GBASE-T/5GBASE-T/2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX … 1ポート
■ 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T … 1ポート
※ 10GbEの通信には、10GbE対応スイッチと、添付のLANケーブル(カテゴリー6a)、またはメーカー製10GbE対応LANケーブルをご利用ください。
※ 5GbE/2.5GbEの通信には、5GbE/2.5GbE対応スイッチと、添付のLANケーブル(カテゴリー6a)、または5GbEはカテゴリー6以上、2.5GbEはカテゴリー5e以上のLANケーブルをご利用ください。
「NICチーミング」で耐障害性の向上を実現
いずれかのLANポートに異常が発生した場合は、残ったLANポートで運用を継続。サービスを停止することなくご利用いただけます。
異なるセグメントで共有利用できる
2つの1GbEと1つの10GbE用LANポートを搭載しているので、セグメントの異なるネットワークの間で共有利用することが可能です。
RAID機能で万一のドライブ故障に備える
2台のドライブを搭載し、RAID 1(ミラーリング:出荷時設定)およびRAID 0(ストライピング)を構成可能です。RAID 1構成時には、同じデータを2台のドライブが同時に保存して運用するため、万が一ドライブが故障した場合でも、交換を行うことで復旧が可能です。
万が一の事態にもシステムの安全な運用が可能なよう、ハードディスクのOS領域とデータ保存領域が別々のパーティションに分かれています。また、OS領域についてはデータ領域のRAID設定にかかわらず、RAID 1が設定され、冗長性が確保されています。
※OS領域は約100GBとなります。
※RAIDモード時はOS領域とデータ保存領域以外のパーティションを作成することはできません。
Windows Server IoT 2022 for Storage Standardを搭載
ファイルサーバー機能に特化したWindows Server
「Windows Server IoT 2022 for Storage」は、Windows Server 2022をベースとしたファイルサーバー専用のOSです。法人向けNAS筐体にプリインストールされ、Windows Server 2022のファイルサーバーを構築する場合と同等の環境をご提供します。
Windows Server IoT 2022 for Storageの3つのメリット
(1)1,000人を超える大規模なActive Directoryでも運用できる
Active Directory環境の場合、登録されているユーザー情報を利用してファイル・フォルダーへのアクセス権限を設定可能。ユーザー情報を新たに設定する必要がなく、更新・管理の工数が少なくできるほか、複数台を導入した際も同じユーザー情報を各々に登録する必要がありません。
(2)CALが不要だから低コスト!
本商品は、本体価格にWindows Server IoT 2022 for StorageのOSライセンス費用が含まれており、利用の際に追加のCAL(Client Access License)が不要なため低コストで導入が可能です。また、クライアント数を増やす場合も追加費用が掛かりません。
※ Active Directory環境下では、Active Directoryサーバーに接続するためのCALの購入が必要です。
(3)必要なソフトウェアをインストール可能
各種バックアップやウイルス対策ソフトをインストールしてご利用いただけます。
データ重複除去機能によりディスクを効率利用
データ重複除去機能により、データ使用容量を削減できます。ブロック単位で比較して重複除去し、定型フォーマットを使った類似データなどに特に効果を発揮します。
圧縮効率は従来のZIPファイル圧縮やNTFS圧縮よりも高く、50%(一般のファイルサーバー用途)〜90%以上(仮想マシンの仮想ハードディスクライブラリなど)のディスク領域を節約し(※)、コストを抑制できます。
※マイクロソフト社の資料から抜粋
ユーザー利用制限数が無制限
Standard Editionは、一定期間中にNASへアクセスできるユーザー数が無制限であるため小〜中規模オフィスでのご利用はもちろん、大規模オフィスでのバックアップや部門サーバーとしても活用いただけます。
■性能比較 |
※1 ユーザー利用制限数
マイクロソフトが規定しているユーザー数制限。エディションにより一定期間中にアクセスできるユーザー数の上限が定められており、Workgroup Editionでは50名、Standard Editionは無制限となっています。
※Workgroup Editionでは90日以内にアクセスが無い場合は 別のユーザーに割り当てることが可能です。
※2 推奨同時接続台数
同時にデータを読み書きした場合にも、一定のパフォーマンスを維持できる目安となる台数。メーカーが実際に行った検証結果では、CPUにCore i3を搭載したモデルの場合、50台の同時接続でもエラーなく読み書きできることを確認済みです。
ビジネスを止めない仕組み
ダウンタイムを最小限に抑えるリレーNAS!
リレーNASとはHDL-Zシリーズを2台(マスター/スレーブ)用意し、マスターが故障した場合はスレーブを昇格させることで、ダウンタイムを最小限に抑えるバックアップ構成です。データはもちろん、設定情報も同期するため、ユーザーに与える影響だけでなく、復旧にかかわる工数も大幅に減らすことが可能です。情報の同期には、HDL-Zシリーズの同期ソフト「クローン for Windows」を使用します。
NASの設定情報もコピーできる「クローン for Windows」
本商品は、バックアップやNASの買い替え時に便利なHDL-Zシリーズのバックアップソフト「クローン for Windows」を無償でご利用いただけます。「クローン for Windows」をご利用いただくことにより、スケジュールでの同期が可能となります。さらにMicrosoft Azureなどのクラウドストレージへのバックアップにも対応しており、災害対策としてもご活用いただけます。
<クローン for Windowsの特長>
■設定情報やユーザー情報もバックアップでき、故障時もすぐに復旧できる。
■サポート終了対策!EOSを迎えたWindows Server OSを搭載したサーバーからのデータ移行にも最適。
■クラウドストレージサービスへのバックアップ対応で災害対策もできる。
Windows Serverバックアップが利用可能
Windows Server IoT 2022 for Storageの標準機能である”Windows Serverバックアップ”で、毎日の本体のバックアップを自動で行うことが可能です。また、バックアップ用ハードディスクはBitLockerによりデータを暗号化することで、盗難等による情報漏えいを防ぐことができます。
※ Windows Serverバックアップは16TB以上の容量に対応していません。
※ NASをバックアップ先とする場合、メーカーのHDL-Zシリーズ、およびHDL-Hシリーズ、HDL-Xシリーズのみご利用可能です。
※ ネットワーク上の共有フォルダーにバックアップを作成する場合は、毎回上書きフルバックアップとなります。
Azure Backupを利用した災害対策
Microsoft Azureを利用してファイルやフォルダーをバックアップすることができます。そのため、クラウドストレージを利用した災害対策としても利用することができます。
※この機能を利用するには、事前にMicrosoft Azureとの契約が必要です。
※Microsoft Azureに関する詳細はMicrosoft Azureのホームページをご覧ください。
Windowsサーバー環境と連携する様々な機能
Windows Server IoT 2022 for Storageは、Windowsサーバー環境と連携することで様々な機能を利用することが可能です。
iSCSIのストレージとして使う
ハードディスクなどの記憶装置の接続で利用されるSCSIコマンドを、ネットワーク上で受け渡しができるようになるiSCSIターゲット機能を利用可能。本商品をiSCSIターゲットとして設定することにより、既存サーバーの容量増設、バックアップ先ストレージとして利用も可能です。仮想ディスクの最大容量は64TBまで作成できます。
iSCSIターゲット機能により、本商品上に作成した仮想ディスク(VHDX)をiSCSIストレージとして提供することができます。
※iSCSIストレージを利用するには、iSCSIイニシエーターが必要です。
共有フォルダーのシャドウコピー機能を搭載
管理者が設定したスケジュールに基づいて、自動で本商品の共有フォルダーのシャドウコピーが作成できます。これにより、ユーザーが誤ってファイルを削除してしまった場合などに、履歴をさかのぼって削除したファイルを、エクスプローラーやMicrosoft Officeなどの主要なアプリケーションからご自身で直接復元できます。
管理者向けの機能も充実
便利なメンテナンスカードを添付
機器情報やステータスランプの早見表を記載したメンテナンスカードを筐体側面に添付。メンテナンスを行う際やサポート窓口へ問い合わせる際に便利です。
2つの方法でメンテナンスができる
<本体から直接メンテナンスする>
本体背面のHDMIおよび、USBポートにそれぞれディスプレイとUSBキーボード・マウスなどを接続して操作します。ネットワークに接続する前や、ネットワークの障害などでリモートデスクトップ接続が利用できない場合に有効な設定方法です。
<遠隔からメンテナンスする>
本体を直接操作することなく、ネットワークを経由して遠隔操作を行うことが可能です(リモートデスクトップ接続)。設置場所に液晶ディスプレイやキーボードなどの入力機器を設置する必要がなく、管理者が自席から対象機を操作することができるので便利です。
専用管理ソフトで簡単に設定を変更可能
インストール済の管理ソフト“ZWS Manager”で各種の設定を変更することが可能です。
「3つの安心」でビジネスをしっかりサポート
信頼性の高いハードウェアをはじめ、毎日の運用を支援するソフトウェアからサービスまで、ビジネスNASに求められる全ての要素を万全の体制でしっかりとサポートいたします。
(1)NAS専用HDDを採用し3年保証を実現
本商品は、24時間・常時稼働を前提に開発されたNAS専用ハードディスクを採用しています。これにより、ハードディスクを含む長期3年保証を実現しています。
(2)管理者の運用負担を軽減する2つの無償ツール
1.ランディスク遠隔管理サービス「NarSuS」
「NarSuS(ナーサス)」は、お客様に代わってランディスクの状態をインターネット経由で見守るサービスです。機器の設置場所を問わず、PC・スマートフォンを使って一括管理できるので、管理者の負担を大幅に削減します。
2.ネットワーク機器統合管理アプリ「IO Navi」
「IO Navi(アイオーナビ)」は、LAN内のネットワーク機器を統合的に死活監視できるアプリです。PCにインストールすることでメーカー商品はもちろんのこと、他社商品も含めてネットワーク機器の死活監視(アライブチェック)が可能です。さらにメーカーNASであれば、異常発生時にメールおよびPC画面上でポップアップ通知してくれるので、障害発生を迅速に把握することができます。
(3)万が一のトラブル発生時にも、頼れるアイ・オーの対応力
アイオー・セーフティ・サービス(ISS)は、対象商品をより長く安心してご利用いただくために、万が一の場合の保守を実施する有償保守サービスです。ご導入から運用まで充実のサービスをご用意し、ワンストップでご提供いたします。HDL-Zシリーズなら当日オンサイトサービスに対応。最短でご連絡いただいた当日にスタッフを派遣します。
商品スペック
動作環境 | LANインターフェイスを搭載しTCP/IP通信が正常に動作する機種 |
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対応機種 | Windowsパソコン、Apple Mac シリーズ 、iPad(iPadを利用した場合のファイルアクセス手順)、Chromebook(ファイルアクセス手順) |
対応OS(日本語版のみ) | Windows 11、Windows 10 May 2021 Update(バージョン 21H1)、Windows 10 November 2021 Update(バージョン 21H2)、Windows 10 October 2020 Update(バージョン 20H2)、Windows 8.1、Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、macOS 10.15 ~ 12、Chrome OS、iPadOS 14 ~ 15 |
搭載OS | Windows Server IoT 2022 for Storage Standard |
CPU | Intel Core i3-8100T 3.10 GHz 4Core |
メモリー容量 | 8GB |
対応通信プロトコル | TCP/IP(IPv4、IPv6) |
対応アプリケーションプロトコル | SMB(1.0、2.0、2.1、3.0、3.0.2、3.1.1)、HTTP、HTTPS、FTP、WebDAV、NFS、SNMP |
対応リモートアクセスサービス | - |
ユーザー利用制限数 | 無制限 |
推奨最大同時接続台数 | 100台 |
映像出力 | HDMI×1(背面) |
【LANポート】 | |
転送規格 | 10GBASE-T/5GBASE-T/2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX×1、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×1 |
Auto-MDI/MDIX対応 | ○ |
アクセス方式 | CSMA/CD |
コネクター形状 | RJ-45 |
【USBポート】 | |
USB 3.2 Gen 1(USB 3.0)コネクター | 正面×1、背面×4 |
【HDD】 | |
採用ドライブ | NAS専用HDD/SSD |
ドライブ数 | 2 |
HDD取替え機構 | カートリッジタイプ |
ホットスワップ対応 | ○ |
【冗長化】 | |
方式 | ソフトウェア |
設定 | RAID 1(出荷時設定)、RAID 0、マルチディスク |
【筐体特徴】 | |
エアフロー経路 | 各カートリッジフロント部下部 |
搭載ファン | 大型ファン×1 |
ファン制御 | 自動 |
LCD | - |
盗難防止機能 | ○ ケンジントンスロット |
電源 | ACアダプター |
定格電圧 | AC100V(50/60Hz) |
消費電力 | 65W(MAX)、46W(Typ) |
外形寸法(W×D×H) | 約101×210×160mm ※ゴム足含む、突起部含まず |
質量(本体のみ) | 約2.1kg |
質量(梱包時) | 約3.7kg |
使用温度範囲 | 5~40℃ |
使用湿度範囲 | 10~85% ※結露なきこと |
各種取得規格・法規制 | RoHS指令準拠(10物質)、VCCI Class A、グリーン購入法、省エネ法(SSDモデルは除く)、電気用品安全法(ACアダプター、ACプラグ変換アダプター) |
保証期間 | 3年保証 |
保証総書き込み容量を超えた場合は、保証期間内であってもSSDは保証対象外となります。保証総書き込み容量 400TB(SSD毎) |