商品紹介
Windows Server IoT 2019 for Storageを搭載
ファイルサーバー機能に特化したWindows Server
「Windows Server IoT 2019 for Storage」は、Windows Server 2019をベースとしたファイルサーバー専用のOSです。法人向けNAS筐体にプリインストールされ、Windows Server 2019のファイルサーバーを構築する場合と同等の環境をご提供します。Windows Server管理者にとっては、新たな操作や設定を覚える必要がなく、効率的なシステム運用が可能です。
企業などで広く利用されているActive Directory環境において親和性がよく、高度な管理が必要なIT環境でのご利用に最適です。
【代表的な管理機能】
・Active Directoryドメインへの参加
・共有リソースへのアクセス制御
・グループポリシーによる管理
・Windows Serverの標準的な管理ツールによるローカルおよびリモート管理
・Windows UpdateやWindows Server Update Services(WSUS)による更新管理
・最新OSに搭載された?度なセキュリティ機能
Windows Server IoT 2019 for Storageのメリット
■1,000人を超える大規模なActive Directoryでも運用できる
Active Directory環境の場合、登録されているユーザー情報を利用してファイル・フォルダーへのアクセス権限を設定できます。ユーザー情報を新たに設定する必要がなく、更新・管理の工数が少なくできるほか、複数台を導入した際も同じユーザー情報を各々に登録する必要がありません。
Active Directory連携の詳細はこちら
■CALが不要だから低コスト!
本商品は、本体価格にWindows Server IoT 2019 for StorageのOSライセンス費用が含まれており、利用の際に追加のCAL(Client Access License)が不要なため低コストで導入が可能です。また、クライアント数を増やす場合も追加費用が掛かりません。
※Active Directory環境下では、Active Directoryサーバーに接続するためのCALの購入が必要です。

■必要なソフトウェアをインストール可能
各種バックアップやウイルス対策ソフトをインストールしてご利用いただけます。
※対応ソフトウェアについては現在動作確認中です。後日公開致します。
SMB 3.1対応でWindows 10との通信セキュリティが向上
最新のファイル共有プロトコル「SMB 3.1.1」に対応。クライアントOSがWindows 10の場合、機能を最大限に利用できます。
プロトコルの詳細はこちら
| Windows Server IoT 2019 for Storage Windows Storage Server 2016 | Windows Storage Server 2012 R2 | Windows Storage Server 2012 | |
|---|---|---|---|
| Windows 10 Windows Server 2019 Windows Server 2016 | SMB 3.1.1 | SMB 3.02 | SMB 3.0 | 
| Windows 8.1 Windows Server 2012 R2 | SMB 3.02 | SMB 3.02 | SMB 3.0 | 
| Windows 8 Windows Server 2012 | SMB 3.0 | SMB 3.0 | SMB 3.0 | 
| Windows 7 Windows Server 2008 R2 | SMB 2.1 | SMB 2.1 | SMB 2.1 | 
OS標準のマルウェア対策ソフトを利用可能
Windows Server IoT 2019 for Storageは、OS標準のマルウェア対策ソフト「Windows Defender」を無償でご利用いただけます。サードパーティー製のソフトがインストールされていない場合に有効化してご使用いただけます。
Standard Editionの特長
データ重複除去機能によりディスクを効率利用
データ重複除去機能により、データ使用容量を削減できます。ブロック単位で比較して重複除去し、定型フォーマットを使った類似データなどに特に効果を発揮します。
        圧縮効率は従来のZIPファイル圧縮やNTFS圧縮よりも高く、50%(一般のファイルサーバー用途)〜90%以上(仮想マシンの仮想ハードディスクライブラリなど)のディスク領域を節約し(※)、コストを抑制できます。
        ※マイクロソフト社の資料から抜粋

ユーザー利用制限数が無制限
Standard Editionは、一定期間中にNASへアクセスできるユーザー数が無制限であるため小〜中規模オフィスでのご利用はもちろん、大規模オフィスでのバックアップや部門サーバーとしても活用いただけます。
■性能比較
| Edition | Standard Edition | Workgroup Edition | 
|---|---|---|
| ユーザー利用制限数※1 | 無制限 | 50名 | 
| 推奨同時接続台数※2 | 50台 | 50台 | 
※1 ユーザー利用制限数
マイクロソフトが規定しているユーザー数制限。エディションにより一定期間中にアクセスできるユーザー数の上限が定められており、Workgroup Editionでは50名、Standard Editionは無制限となっています。
              ※Workgroup Editionでは90日以内にアクセスが無い場合は 別のユーザーに割り当てることが可能です。
※2 推奨同時接続台数
同時にデータを読み書きした場合にも、一定のパフォーマンスを維持できる目安となる台数。メーカーが実際に行った検証結果では、CPUにCeleronを搭載したモデルの場合、50台の同時接続でもエラーなく読み書きできることを確認済みです。
オフィス規模に応じた快適なプラットフォーム
インテル Celeronを搭載

本商品は、CPUにインテル Celeron プロセッサー(1.60GHz Quad Core)、4GBのメモリーを採用したスタンダードモデルです。ユーザーからの同時接続が多い時も高いパフォーマンスを発揮し、大規模オフィスでの利用に最適です。
RAID機能で万一のハードディスク故障に備える
4台のハードディスクを搭載し、RAID 5(出荷時設定)およびRAID 0(ストライピング)を構成可能です。RAID 5を構成時には、4台のうち1台のハードディスクが故障した場合にも、ハードディスクを交換することでデータを損失することなく復旧が可能です。また、ファイルサーバーを停止することなくHDDの交換ができるホットスワップ機能にも対応しています。
| RAID 0 | RAID 5 (出荷時設定) | 交換用カートリッジ | ||
|---|---|---|---|---|
| 利用可能な容量 | 4TBモデル | 4TB | 3TB | HDLZ-OP1.0R | 
| 8TBモデル | 8TB | 6TB | HDLZ-OP2.0R | |
| 16TBモデル | 16TB | 12TB | HDLZ-OP4.0R | |
| 32TBモデル | 32TB | 24TB | HDLZ-OP8.0R | 
万が一の事態にもシステムの安全な運用が可能なよう、ハードディスクのOS領域とデータ保存領域が別々のパーティションに分かれています。また、OS領域についてはデータ領域のRAID設定にかかわらずRAID 1が設定され、冗長性が確保されています。

※OS領域は約100GBとなります。
※RAIDモード時はOS領域とデータ保存領域以外のパーティションを作成することはできません。
運用に応じたディスク活用
マルチディスクモードは、4つのドライブを独立管理し各ドライブにドライブレターを割り付けするモードです。3つのハードディスクドライブには共有データを保存し、残りの1つはバックアップに使用するなど、柔軟な運用ができます。
さらに、記憶域プール機能により複数のディスクをまとめて大容量の仮想ディスクとして利用することも可能です。

「NICチーミング」で耐障害性の向上を実現
いずれかのLANポートに異常が発生した場合は、残ったLANポートで運用を継続。サービスを停止することなくご利用いただけます。
異なるセグメントで共有利用できる
4つのLANポートを搭載しているので、セグメントの異なるネットワークの間で共有利用することが可能です。

サーバー室への設置に便利なラックマウントモデル
        
米国EIA(米国電子工業会)の規格に準拠した19インチ1Uラックマウント対応モデルです。ラックで関連機器を集約すれば、ケーブルの接続が良くなり盗難防止も役立ちます。また、取り付けに必要なラックマウントレールを標準添付しています。
取り付け手順


※取り付けに際しては、ご使用のラックに対応したクリップナット(前面6個、背面4個)が別途必要です。(M5×8ネジ対応の物が8個、M5×15ネジ対応の物が2個)
ビジネスを止めない仕組み
ダウンタイムを最小限に抑えるリレーNAS
リレーNASとはLAN DISK Zを2台(マスター/スレーブ)用意し、マスターが故障した場合はスレーブを昇格させることで、ダウンタイムを最小限に抑えるバックアップ構成です。データはもちろん設定情報も同期するため、ユーザーに与える影響だけでなく、復旧にかかわる工数も大幅に減らすことが可能です。
情報の同期には、LAN DISK Zの同期ソフト「クローン for Windows」を使用します。

NASの設定情報もコピーできる「クローン for Windows」
本商品は、バックアップやNASの買い替え時に便利なLAN DISK Zのバックアップソフト「クローン for Windows」を無償でご利用いただけます。「クローン for Windows」をご利用いただくことにより、スケジュールでの同期が可能となります。さらにMicrosoft Azureなどのクラウドストレージへのバックアップにも対応しており、災害対策としてもご活用いただけます。
<クローン for Windowsの特長>
■設定情報やユーザー情報もバックアップでき、故障時もすぐに復旧できる。
■サポート終了対策!Windows Server 2012を搭載したサーバーからのデータ移行にも最適。
■クラウドストレージサービスへのバックアップ対応で災害対策もできる。
 「クローン for Windows」の詳細およびダウンロード方法はこちらからご確認いただけます。
「クローン for Windows」の詳細およびダウンロード方法はこちらからご確認いただけます。

Windows Serverバックアップが利用可能
Windows Server IoT 2019 for Storageの標準機能である“Windows Serverバックアップ”で、毎日の本体のバックアップを自動で行うことが可能です。また、バックアップ用HDDはBitLockerによりデータを暗号化することで、盗難等による情報漏えいを防ぐことができます。
※Windows Serverバックアップは16TB以上の容量に対応していません。
※NASをバックアップ先とする場合、メーカーのLAN DISK Zシリーズ、およびLAN DISK H、Xシリーズのみご利用可能です。
※ネットワーク上の共有フォルダーにバックアップを作成する場合は、毎回上書きフルバックアップとなります。

Azure Backupを利用した災害対策
Microsoft Azureを利用してファイルやフォルダーをバックアップすることができます。そのため、クラウドストレージを利用した災害対策としても利用することができます。
      ※この機能を利用するには、事前にMicrosoft Azureとの契約が必要です。
      ※Microsoft Azureに関する詳細はMicrosoft Azureのホームページをご覧ください。
クライアントPC用バックアップソフト3ライセンスを無償で利用可能
クライアントPCのデータを一元的にバックアップできるNASには、バックアップソフトが欠かせません。本商品ご利用のお客様は、クライアントPC用バックアップソフトもご利用いただけます。
※ソフト本体とライセンス情報は、ユーザー登録サイト 「IOPortal」より提供しております。
<ActiveImage Protector Desktop Edition>
        ・クライアントPCのハードディスクを読み出し、圧縮してLAN DISKに送信
        ・データだけでなく、Windowsシステム・アプリケーション・設定情報も含めたバックアップが可能(イメージバックアップ)
        ・何も書かれていない状態のハードディスクに復元することも可能(ベアメタルリカバリ対応)
        ・容量が足りなくなった場合でも、LAN DISKにバックアップされていたイメージを大容量ハードディスクに復元することで容易に容量拡張が可能
        ・クライアントインストール数3ライセンス

●商品版との違い
        ・機能:商品版と同じ
        ・サポート体制:1年間の通常サポート
【年間サポートサービス】
        技術サポートサービス:ネットジャパン社の営業日、サポート時間にe-mail、FAX、電話のお問い合わせに対応します。
        アップグレードプロテクション:ご契約期間中にアップグレードがあった場合、アップグレード版を無償でダウンロードしていただけます。
Windowsサーバー環境と連携する様々な機能
Windows Server IoT 2019 for Storageは、Windowsサーバー環境と連携することで様々な機能を利用することが可能です。
iSCSIのストレージとして使う
ハードディスクなどの記憶装置の接続で利用されるSCSIコマンドを、ネットワーク上で受け渡しができるようになるiSCSIターゲット機能を利用可能。
本商品をiSCSIターゲットとして設定することにより、既存サーバーの容量増設、バックアップ先ストレージとして利用も可能です。仮想ディスクの最大容量は64TBまで作成できます。

iSCSIターゲット機能により、本商品上に作成した仮想ディスク(VHDX)をiSCSIストレージとして提供することができます。
※iSCSIストレージを利用するには、iSCSIイニシエーターが必要です。iSCSIイニシエーターは次のOSで標準サポートされています。(Windows 8以降、Windows Server 2008以降)
共有フォルダーのシャドウコピー機能を搭載
管理者が設定したスケジュールに基づいて、自動で本商品の共有フォルダーのシャドウコピーが作成できます。これにより、ユーザーが誤ってファイルを削除してしまった場合などに、履歴をさかのぼって削除したファイルをエクスプローラーやMicrosoft Officeなどの主要なアプリケーションから自分で直接復元できます。

管理者向けの機能も充実
2つの方法でメンテナンスができる
<本体から直接メンテナンスする>
      本体背面のHDMIおよび、USBポートにそれぞれディスプレイとUSBキーボード・マウスなどを接続して操作します。ネットワークに接続する前や、ネットワークの障害などでリモートデスクトップ接続が利用できない場合に有効な設定方法です。
<遠隔からメンテナンスする>
        本体を直接操作することなく、ネットワークを経由して遠隔操作を行うことが可能です(リモートデスクトップ接続)。設置場所に液晶ディスプレイやキーボードなどの入力機器を設置する必要がなく、管理者が自席から対象機を操作することができるので便利です。

商品スペック
| 筐体タイプ | ラックマウント | 
|---|---|
| 搭載OS | Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition | 
| 搭載済ストレージ容量 | 8000GB | 
| 最大ストレージ容量 | 8000GB | 
| ストレージインターフェース規格 | SATA接続 | 
| ホットスワップ | 対応 | 
| RAID対応 | ソフトウェアRAID | 
| RAID仕様 | RAID 0/RAID 5/マルチディスクモード※出荷時はRAID 5に設定されています。 | 
| CPU | Intel Celeron Processor(1.60GHz Quad Core) | 
| メモリー容量 | 4GB | 
| NIC仕様 | 1Gb(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T) | 
| USB仕様 | インターフェイス→USB 3.1 Gen 1(USB 3.0)/USB 2.0、USB 3.1 Gen 1(USB 3.0)コネクター→背面×4、USB 2.0コネクター→正面×1 | 
| その他外部インターフェース仕様 | HDMI×1(背面) | 
| 本体サイズ(H) | 44mm | 
| 本体サイズ(W) | 430mm | 
| 本体サイズ(D) | 486mm | 
| 本体重量 | 9400g | 
| 消費電力(稼働時) | 120W | 
| ファンコントロール | 搭載ファン→小型ファン×1、ファン制御→自動 | 
| 対応クライアントOS | Windows 10 October 2018 Update(1809)/April 2018 Update(1803)/Fall Creators Update(1709)/Creators Update(1703)/Anniversary Update(1607)/November Update(1511)/10(10.0)/8.1/8/7/Server 2019/2016/2012 R2/2012/2008 R2/2008、macOS 10.7-10.14 | 
| iSCSI(IP-SAN) | 対応 | 
| チーミング | 対応 | 
| WebDAV | 対応 | 
| その他通信プロトコル | 対応通信プロトコル→TCP/IP(IPv4、IPv6)、対応アプリケーションプロトコル→SMB(1.0、2.0、2.1、3.0、3.0.2、3.1.1)、HTTP、FTP、WebDAV、NFS、SNMP | 
| クラウドストレージ対応 | 対応 | 
| 附属品 | LANケーブル/電源コード/ロックキー/リカバリーDVD/マウントレール一式/管理マニュアル/ActiveImage Protector Desktop Edition のご案内 | 
| 温湿度条件、最高動作高度 | 温度0~40℃、湿度20~80% | 






