商品紹介
Windows Storage Server 2016を搭載
ファイルサーバー機能に特化したWindows Server
「Windows Storage Server 2016」は、Windowsサーバーをベースとしたファイルサーバー専用のOSです。特にActive Directoryを導入している環境でサーバーおよびクライアントと高い親和性があります。
Windows Storage Serverのメリット
■1,000人を超える大規模なActive Directoryでも運用できる
Active Directory環境の場合、登録されているユーザー情報を利用してファイル・フォルダーへのアクセス権限を設定可能。ユーザー情報を新たに設定する必要がなく、更新・管理の工数が少なくできるほか、複数台を導入した際も同じユーザー情報を各々に登録する必要がありません。
Active Directory連携の詳細はこちら
■CALが不要だから低コスト!
Windows Serverの場合、アクセスするクライアントの分だけCAL(Client Access License)の購入が必要ですが、Windows Storage Serverの場合はCALが不要なため低コストで導入が可能です。また、クライアント数を増やす場合も追加費用が掛かりません。
※ Active Directory環境下では、Active Directoryサーバーに接続するためのCALの購入が必要です。
■必要なソフトウェアをインストール可能
各種バックアップやウイルス対策ソフトをインストールしてご利用いただけます。
※対応ソフトウェアについては現在動作確認中です。後日公開致します。
SMB 3.1対応でWindows 10との通信セキュリティが向上
最新のファイル共有プロトコル「SMB 3.1.1」に対応。クライアントOSがWindows 10の場合、機能を最大限に利用できます。
プロトコルの詳細はこちら
OS標準のマルウェア対策ソフトを利用可能
Windows Storage Server 2016は、OS標準のマルウェア対策ソフト「Windows Defender」を無償でご利用いただけます。サードパーティー製のソフトがインストールされていない場合に有効化してご使用いただけます。
Standard Editionの特長
データ重複除去機能によりディスクを効率利用
データ重複除去機能により、データ使用容量を削減できます。ブロック単位で比較して重複除去し、定型フォーマットを使った類似データなどに特に効果を発揮します。
圧縮効率は従来のZIPファイル圧縮やNTFS圧縮よりも高く、50%(一般のファイルサーバー用途)〜90%以上(仮想マシンの仮想ハードディスクライブラリなど)のディスク領域を節約し(※)、コストを抑制できます。
※マイクロソフト社の資料から抜粋
ユーザー利用制限数が無制限
Standard Editionは、一定期間中にNASへアクセスできるユーザー数が無制限であるため小〜中規模事業者でのご利用はもちろん、大規模事業者でのバックアップや部門サーバーとしても活用いただけます。
■性能比較
Edition | Standard Edition | Workgroup Edition |
---|---|---|
ユーザー利用制限数※1 | 無制限 | 50名 |
推奨同時接続台数※2 | 50台 | 50台 |
※1 ユーザー利用制限数
マイクロソフトが規定しているユーザー数制限。エディションにより一定期間中にアクセスできるユーザー数の上限が定められており、Workgroup Editionでは50名、Standard Editionは無制限となっています。
※Workgroup Editionでは90日以内にアクセスが無い場合は 別のユーザーに割り当てることが可能です。
※2 推奨同時接続台数
同時にデータを読み書きした場合にも、一定のパフォーマンスを維持できる目安となる台数。メーカーが実際に行った検証結果では、CPUにCeleronを搭載したモデル の場合、50台の同時接続でもエラーなく読み書きできることを確認済みです。
オフィス規模に応じた快適なプラットフォーム
Intel Celeronを搭載
本商品は、CPUにIntel Celeron プロセッサー(1.60GHz Quad Core)、4GBのメモリーを採用したスタンダードモデルです。ユーザーからの同時接続が多い時も高いパフォーマンスを発揮し、大規模オフィスでの利用に最適です。
RAID機能で万一のハードディスク故障に備える
2台のハードディスクを搭載し、RAID 1(ミラーリング:出荷時設定)およびRAID 0(ストライピング)を構成可能です。RAID 1を構成時には、同じデータを2台のハードディスクが同時に保存して運用するため、万が一ハードディスクが故障した場合にも、交換を行うことで復旧が可能です。
RAID 0 | RAID 1 (出荷時設定) |
交換用カートリッジ | ||
---|---|---|---|---|
利用可能な容量 | 2TBモデル | 2TB | 1TB | HDLZ-OP1.0R |
4TBモデル | 4TB | 2TB | HDLZ-OP2.0R | |
8TBモデル | 8TB | 4TB | HDLZ-OP4.0R | |
16TBモデル | 16TB | 8TB | HDLZ-OP8.0R |
万が一の事態にもシステムの安全な運用が可能なよう、ハードディスクのOS領域とデータ保存領域が別々のパーティションに分かれています。また、OS領域についてはデータ領域のRAID設定にかかわらずRAID 1が設定され、冗長性が確保されています。
※OS領域は約100GBとなります。
※RAIDモード時はOS領域とデータ保存領域以外のパーティションを作成することはできません。
「NICチーミング」で高速通信と対障害性の向上を実現
2つのLANポート(NIC)を1つのポートとして認識して利用することができます。
通常時は2つのポートで通信を分散処理するため、アクセス数が多くても高速通信することができます。どちらか一方のLANポートに異常が発生した場合は、残ったLANポートで運用を継続。サービスを停止することなくご利用いただけます。
異なるセグメントで共有利用できる
2つのLANポートを搭載しているので、セグメントの異なるネットワークの間で共有利用することが可能です。
ビジネスを止めない仕組み
ダウンタイムを最小限に抑えるリレーNAS
リレーNASとはLAN DISK Zを2台(マスター/スレーブ)用意し、マスターが故障した場合はスレーブを昇格させることで、ダウンタイムを最小限に抑えるバックアップ構成です。データはもちろん設定情報も同期するため、ユーザーに与える影響だけでなく、復旧にかかわる工数も大幅に減らすことが可能です。
情報の同期には、LAN DISK Zの同期ソフト「クローン for Windows」を使用します。
NASの設定情報もコピーできる「クローン for Windows」
本商品は、バックアップやNASの買い替え時に便利なLAN DISK Zのバックアップソフト「クローン for Windows」を無償でご利用いただけます。「クローン for Windows」をご利用いただくことにより、スケジュールでの同期が可能となります。さらにMicrosoft Azureなどのクラウドストレージへのバックアップにも対応しており、災害対策としてもご活用いただけます。
<クローン for Windowsの特長>
■設定情報やユーザー情報もバックアップでき、故障時もすぐに復旧できる。
■サポート終了対策!Windows Server 2012を搭載したサーバーからのデータ移行にも最適。
■クラウドストレージサービスへのバックアップ対応で災害対策もできる。
「クローン for Windows」の詳細およびダウンロード方法はこちらからご確認いただけます。
Windows Serverバックアップが利用可能
Windows Storage Server 2016 Standard Editionの標準機能である“Windows Serverバックアップ”で、毎日の本体のバックアップを自動で行うことが可能です。また、バックアップ用HDDはBitLockerによりデータを暗号化することで、盗難等による情報漏えいを防ぐことができます。
※Windows Serverバックアップは16TB以上の容量に対応していません。
※NASをバックアップ先とする場合、メーカーのLAN DISK Zシリーズ、およびLAN DISK H、Xシリーズのみご利用可能です。
※ネットワーク上の共有フォルダーにバックアップを作成する場合は、毎回上書きフルバックアップとなります。
Azure Backupを利用した災害対策
Microsoft Azureを利用してファイルやフォルダーをバックアップすることができます。そのため、クラウドストレージを利用した災害対策としても利用することができます。
※この機能を利用するには、事前にMicrosoft Azureとの契約が必要です。
※Microsoft Azureに関する詳細はMicrosoft Azureのホームページをご覧ください。
Windowsサーバー環境と連携する様々な機能
Windows Storage Server 2016は、Windowsサーバー環境と連携することで様々な機能を利用することが可能です。
iSCSIのストレージとして使う
ハードディスクなどの記憶装置の接続で利用されるSCSIコマンドを、ネットワーク上で受け渡しができるようになるiSCSIターゲット機能を利用可能。
本商品をiSCSIターゲットとして設定することにより、既存サーバーの容量増設、バックアップ先ストレージとして利用も可能です。仮想ディスクの最大容量は64TBまで作成できます。
iSCSIターゲット機能により、本商品上に作成した仮想ディスク(VHDX)をiSCSIストレージとして提供することができます。
※iSCSIストレージを利用するには、iSCSIイニシエーターが必要です。iSCSIイニシエーターは次のOSで標準サポートされています。(Windows 8以降、Windows Server 2008以降)
共有フォルダーのシャドウコピー機能を搭載
管理者が設定したスケジュールに基づいて、自動で本商品の共有フォルダーのシャドウコピーが作成できます。これにより、ユーザーが誤ってファイルを削除してしまった場合などに、履歴をさかのぼって削除した ファイルをエクスプローラーやMicrosoft Officeなどの主要なアプリケーションから自分で直接復元できます。
管理者向けの機能も充実
2つの方法でメンテナンスができる
<本体から直接メンテナンスする>
本体背面のHDMIおよび、USBポートにそれぞれディスプレイとUSBキーボード・マウスなどを接続して操作します。ネットワークに接続する前や、ネットワークの障害などでリモートデスクトップ接続が利用できない場合に有効な設定方法です。
<遠隔からメンテナンスする>
本体を直接操作することなく、ネットワークを経由して遠隔操作を行うことが可能です(リモートデスクトップ接続)。設置場所に液晶ディスプレイやキーボードなどの入力機器を設置する必要がなく、管理者が自席から対象機を操作することができるので便利です。
専用管理ソフトで簡単に設定を変更可能
インストール済の管理ソフト“ZWSマネージャー”で各種の設定を変更することが可能です。
<ZWSマネージャーで設定可能な項目>
設定可能項目 | 備考 |
---|---|
RAIDモードの変更 | データボリュームのRAIDモードを変更できます。 |
本体ファン回転数と内部温度 | 本体ファン回転数と内部温度が確認できます。 |
メール設定 | 本体の情報を発信するメール通知の設定が行えます。 <温度異常の通知> <ハードディスク障害> <FAN 異常>など |
Func.ボタン設定 | 本体前面のFunc.ボタンにアプリケーションを割り当てられます。 <Func.ボタン> ![]() |
HDDアンプラグ設定 | ハードディスクの故障時に、故障ハードディスクの取り外し処理を行うことができます。 |
スケジュール設定 | NASを起動・終了する曜日や時刻の設定ができます。 |
省電力設定 | 内蔵・外付けの各ディスクに対してアクセスされなくなってから、スピンダウンを実施するまでの時間を設定できます。 |
「3つの安心」でビジネスをしっかりサポート
(1)NAS専用HDDを採用し3年保証を実現
本商品は、24時間・常時稼働を前提に開発されたNAS専用ハードディスクを採用しています。これにより、ハードディスクを含む長期3年保証を実現しています。
(2)NASを見守るサービス「NarSuS」でトラブルを早期発見
お客様に代わってNASの状態をネットワーク経由で、見守るクラウド管理サービス「NarSuS(ナーサス)」を無償提供。設置場所を問わず複数台のNASを一括管理できるので、管理者の負担を大幅に削減できます。
■LAN DISK Zに接続された機器の状態も監視
NarSuSは、LAN DISK Z本体だけでなく接続された外付けハードディスクやUPSの状態も監視することができます。特にオムロン社製のUPSをご利用の場合、バッテリー劣化を含めた詳細情報を取得することが可能です。(※1)
※1 UPSは、オムロン社製UPS専用管理ソフト「PowerACT Pro Master Agent」及び「Simple Shutdown」が必要です。
※2 対応機種は、対応UPS一覧をご確認ください。
■トラブル時の正常復帰をサポート
NarSuSは万一のトラブル発生の際にも状況に合わせた対応ガイド表示で強力にサポート!イラストつきのガイド表示にしたがって操作を進めれば、バックアップの再構築やHDD交換など、迷うことなく対処が可能です。
(3)万が一のトラブル発生時にも、頼れるアイ・オーの対応力
アイオー・セーフティ・サービス(ISS)は、対象商品をより長く安心してご利用いただくために、万が一の場合の保守を実施する有償保守サービスです。ご導入から運用まで充実のサービスをご用意し、ワンストップでご提供いたします。LAN DISK Zなら当日オンサイトサービスに対応。最短でご連絡いただいた当日にスタッフを設置場所へ派遣します。
アイオー・セーフティ・サービス(ISS)の詳細はこちら
オムロン社製UPSがアイオー・セーフティ・サービスに対応
UPSをメーカーが保守対応することで、これまで機器メーカー毎に異なっていた問い合わせ先が集約され、万が一の場合の対処がスムーズになります。さらに、保守には本体の修理だけでなくバッテリー交換も含まれるため、別途交換サービスをお申込みいただく必要がありません。
商品スペック
筐体タイプ | タワー |
---|---|
搭載OS | Windows Storage Server 2016 Standard Edition |
搭載済ストレージ容量 | 4000GB |
最大ストレージ容量 | 4000GB |
ストレージインターフェース規格 | SATA接続 |
ホットスワップ | 対応 |
RAID対応 | ソフトウェア |
RAID仕様 | RAID 0/1 /マルチディスクモード対応(出荷時はRAID 1)、故障カートリッジのホットスワップに対応 |
CPU | Intel Celeron Processor(1.60GHz Quad Core) |
メモリー容量 | 4.0GB |
NIC仕様 | 1Gb(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T) |
USB仕様 | USB 3.0 Aコネクター×4(正面×1、背面×3) |
その他外部インターフェース仕様 | HDMI×1(背面) |
本体サイズ(H) | 154mm |
本体サイズ(W) | 102mm |
本体サイズ(D) | 217mm |
本体重量 | 3600g |
消費電力(稼働時) | 46W |
ハードウェアセキュリティロック | セキュリティスロット |
対応クライアントOS | Windows 10/8.1/8/7/Windows Server 2016/2012/2012 R2/2008/2008 R2/Mac OS 10.7-10.11/macOS 10.12 |
iSCSI(IP-SAN) | 対応 |
チーミング | 対応 |
WebDAV | 対応 |
その他通信プロトコル | SMB、HTTP、FTP、WebDAV、NFS |
バックアップソフト | Windows Server Backupにより完全バックアップ、増分バックアップ可能。「クローン for Windows」対応 |
クラウドストレージ対応 | 対応 |
附属品 | LANケーブル(1.8m)×2、電源ケーブル(PSE適合品)×1、ACアダプター×1、ロックキー×2、リカバリーDVD×1 |
温湿度条件、最高動作高度 | 温度0~40℃~湿度10~85% |
エネルギー消費効率 | N区分 0.0081[W/GB] |
グリーン購入法 | 対応 |
VCCI | 対応 VCCI Class A |
RoHS指令 | 対応 |
J-Moss | 対象外 |
電波法 | 非対象 |
電波法備考 | 電波を発しない為 |
電気通信事業法 | 非対象 |
電気通信事業法備考 | 公衆回線に直接接続しない為 |
電気用品安全法 | 適合 |
電気用品安全法備考 | ACアダプターセット |
法規関連確認日 | 20170906 |