商品紹介
妥協のない光学設計と高速・高精度なAF駆動により、シャープな描写を実現した超望遠ズームレンズ
スポーツや野生動物の撮影で求められる400mmの超望遠域をカバーするズームレンズ。シャープな描写だけでなく、決定的瞬間を逃さず捉える高速・高精度なAF駆動を両立し、撮影領域をさらに広げる1本です。機動性・信頼性・操作性にも配慮し、幅広い撮影ジャンルでプロフェッショナルの要望に応えます。
[G Masterならではの高い設計基準を満たした光学設計]
スーパーED(特殊低分散)ガラスとEDガラスを効果的に配置し、望遠レンズで発生しがちな軸上色収差を抑制。加えて、黒が締まったヌケの良い描写を実現するソニー独自のナノARコーティングなどの採用により、ズーム・フォーカス全域において画面周辺部まで鮮明に描写します。
[素早く動き回る被写体を捉える、高速で精緻なAF駆動]
フォーカス駆動には、ダイレクトドライブSSM(DDSSM)とダブルリニアモーターを組み合わせたフローティング機構を初めて採用。最適化されたAFアルゴリズムと合わせて、素早い動き出しと被写体を捉えて離さないAF駆動を実現しています。
[撮影をサポートする高い操作性と信頼性]
クラストップレベルの小型設計によりEマウントシステムとして高い機動性をはじめ、手ブレ補正機能、フォーカスホールドボタン、フォーカスレンジリミッター、着脱式の三脚座、フッ素コーティング、防塵・防滴に配慮した設計(*1)など、高い操作性や信頼性であらゆる領域で撮影を快適にサポートします。さらに、1.4倍と2倍の高性能テレコンバーター(別売)にも対応しています(*2)。
レンズ構成:16群22枚
最短撮影距離:0.98m
最大撮影倍率:0.12-0.35倍
焦点距離イメージ:150-600mm(*3)
フィルター径:φ77mm
大きさ:最大径φ93.9mm、全長205mm
質量:約1,395g(三脚座除く)
*1 防塵・防滴に配慮した構造となっていますが、ほこりや水滴の浸入を完全に防ぐものではありません
*2 開放絞り値はそれぞれF6.3-F8.0/F9.0-F11.0となります
*3 撮像素子がAPS-Cサイズのレンズ交換式デジタルカメラ装着時の35mm判換算値(mm)
G Masterの高い設計基準を満たす新規光学設計により、ズーム・フォーカス全域での高い解像性能を実現
望遠レンズで発生しがちな軸上色収差や画面周辺の解像低下につながる倍率色収差を抑制するため、スーパーED(特殊低分散)ガラスやEDガラスを効果的に配置。さらに、ソニー独自のナノARコーティングが不要な光の反射を極限まで低減し、屋外撮影時も太陽光に影響されにくく、周辺までクリアに描写します。
G Masterならではの美しいぼけ描写
ぼけ味にこだわった光学設計と製造工程での球面収差の最適な調整により、シャープな描写を引き立てる滑らかで美しいぼけ描写を実現しています。
フローティング機構の採用により、最短撮影距離0.98m、最大撮影倍率0.35倍を実現。近くの被写体もシャープに描写が可能
フローティング機構の採用により、近距離合焦時の収差を効果的に補正。超望遠ズームレンズでありながら、最短撮影距離0.98mを達成するとともに、最大撮影倍率0.35倍を実現しています。高い近接撮影能力で、遠くの被写体だけでなく、近くの被写体もシャープに描写できます。
被写体のとっさの動きにも対応する、フォーカスレンズの素早い動き出しを実現
ダイレクトドライブSSM(DDSSM)(前側)とダブルリニアモーター(後側)を採用し、高精度かつ静粛なフォーカスレンズ駆動を実現。高い近接撮影能力はもちろん、高速性・追随性に優れたAFも実現しています。特に、メインモーターにダブルリニアモーターを採用したことにより、フォーカスレンズの素早い動き出しが可能となり、スポーツや野生動物の撮影などで、被写体の一瞬の動きにもピントを合わせられます。
ピントを合わせ続ける追随性に優れたAF駆動
AFアルゴリズムの最適化により、一度捉えた被写体を離さない高い追随性を備えています。また、高い精度の位置制御と2つの高精度レンズ位置センサーからのリアルタイムな情報を元に、ボディのAF性能を余すことなく引き出します。
動画撮影に適したAF駆動
細やかな往復運動で精緻なピント合わせを可能にするウォブリング駆動が可能なダブルリニアモーターを採用。動画撮影時に静粛で高品位なフォーカシングが可能で、プロのユーザーの期待に応えるクリエイティブな映像制作に貢献します。
質量約1,395g(三脚座除く)を達成。軽量なEマウントボディと良好なバランスで、安定した撮影をサポート
マグネシウム合金製部品の採用や設計上の工夫により、超望遠ズームレンズではクラストップレベルの約1,395g(三脚座除く)の軽量化を達成。多くの超望遠レンズユーザーから要望されてきた“重さ”の問題に対し、期待に応える軽量設計を実現しました。これにより、小型・軽量であるEマウントカメラのメリットを最大限に生かし、持ち運びの負荷を減らすだけでなく、野生動物撮影などで手持ち撮影が必要になったときでも、軽量なEマウントカメラとのバランスがとりやすく安定した撮影を行えます。
フィールドワークをサポートする優れた操作性
コンティニュアスAF時でもピント位置を固定できるフォーカスホールドボタンを搭載。フォーカスホールドボタンはボディでのカスタマイズにより、好みの機能を割り当てることが可能です。また、あらかじめ合焦する範囲を限定し、迅速なフォーカシングを可能にするフォーカスレンジリミッターをはじめ、PLフィルターが操作しやすい開閉式の操作窓付きフードの対応、撮影中や携行時にフードが外れたり、回転したりするのを防ぐフードロックスイッチなど、フィールドワークをサポートする高い操作性を実現しています。
手持ち撮影時に便利な光学式手ブレ補正機構を搭載。流し撮りに効果的なMODE2も選択可能
光学式手ブレ補正機構の内蔵により、手持ち撮影時でも被写体をシャープに捉えます。フレーミングが常時変化するスポーツ撮影などでも高精度で素早くブレを補正します。また、流し撮りに便利なMODE2も選択可能で、躍動感を演出する流し撮りにも効果を発揮します。さらに、5軸ボディ内手ブレ補正機構搭載のαボディに装着すれば、5軸方向のブレを補正し、撮影を強力にサポートします。
ズームリングの回転の重さを調整できる、ズーム操作感調整リング搭載
調整リングを回転させることで、ズームリングを動かすときの回転トルクをメカニカルに調整できます。ズームを素早く移動させたいときや、不意な動作でズーム位置が変わらないようにしたいときなど、用途やシーンに応じてユーザーが求める操作感を得られます。
脱着式三脚座を採用
三脚にレンズを装着した状態から、素早く手持ち撮影に切り換えられる着脱式の三脚座を採用。縦横構図を容易に変更できるリボルビング機構や、レンズの脱落を防止するロック機能を備えています。さらに、三脚座の突起部を分離できるため、持ち運び時の収納性も向上します。
レンズ最前面にフッ素コーティングを採用
レンズ最前面にはフッ素コーティングを施し、指紋、ほこり、水滴、油、泥などが付きにくく、付着しても容易に拭き取れます。
防塵・防滴に配慮した設計
従来のシーリング対応に加えて、レンズマウントゴムリングを採用し、カメラ本体との連結部の防塵対応を強化。厳しい環境下でもプロフェッショナルの信頼に応えます。
※ 防塵・防滴に配慮した構造となっていますが、ほこりや水滴の浸入を完全に防ぐものではありません
商品スペック
手ブレ補正機能 | 有 ※レンズ内手ブレ補正方式 |
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重量 | 1395g ※三脚座は除く |
マウント | ソニーE |
ズームレンズ | 望遠ズーム |
広角側焦点距離 | 100mm |
望遠側焦点距離 | 400mm |
開放F値 | 4.5F値 |
焦点距離イメージ(mm) | 150-600 |
レンズ構成(群-枚) | 16-22 |
画角(APS-C)(※1) | 16°-4°10' |
画角 (35mm判) | 24°-6°10' |
開放絞り(F値) | 4.5-5.6 |
最小絞り (F値) | 32-40 |
絞り羽根 (枚) | 9 |
円形絞り | ○ |
最短撮影距離 (m) | 0.98 |
最大撮影倍率 (倍) | 0.12-0.35 |
フィルター径 (mm) | 77 |
手ブレ補正 | レンズ内手ブレ補正方式 |
ズーム方式 | 手動式 |
テレコンバーター (1.4×) | SEL14TC |
テレコンバーター (2.0×) | SEL20TC |
フードタイプ | 丸形バヨネット式 |
外形寸法 最大径×長さ (mm) | 93.9 × 205 |
付属品 | フード(ALC-SH151)、レンズフロントキャップ(ALC-F77S)、レンズリヤキャップ(ALC-R1EM)、ソフトキャリングケース、三脚座 |
(※1)撮像素子がAPS-Cサイズのレンズ交換式デジタルカメラ装着時の35mm判換算値(mm) |