商品紹介
マルチ画面の境界線が目立ちにくい、ウルトラナローベゼル
LCD-UN552S/LCD-UN552VSは55型の大画面ディスプレイでありながら、非表示領域(上下左右)はわずか0.44mm幅。ウルトラナローベゼルにより、マルチスクリーン構成時でも画面の境界線が目立ちにくく、1枚の映像のようなシームレスで自然な表示が可能です。

- ・マルチスクリーン構成で設置する際は、隣り合うディスプレイとの間に1mm以上の隙間をあけて設置することをおすすめします。
HDR信号入力対応で、より自然で鮮やかな映像を表現
従来のSDR(スタンダードダイナミックレンジ)に比べてより広い、明るさの幅を表現できるHDR(ハイダイナミックレンジ)信号入力に対応。明暗差の大きい映像もより自然に近い見え方で再現できます。
HDR信号はHLG(ハイブリッドログガンマ)方式とPQ方式に対応(HDMI入力時)。その他の信号やHDMI入力時以外では、手動でHLG方式やPQ方式に適したガンマ設定を選択できます。

斜めから見ても、見やすく美しい画面表示

斜めの方向から画面を見ても色や輝度、コントラストの変化が生じにくい、IPS方式液晶パネルを採用。あらゆる角度・方向から画面に視線が注がれる大画面マルチスクリーン時においても、見やすく美しい映像表示が可能です。
繊細な色合いを再現できる滑らかな階調表現

10bit入力への対応で、約10億7,374万色の表示が可能に。滑らかな階調表現がもたらす、高精細でリアルな映像表示により、注目度や広告効果に優れたサイネージを構築できます。
- ※10bit表示には、10bit表示対応のアプリケーションと10bit出力対応のグラフィックスボードが必要です。
大画面マルチスクリーンの設置性を向上
4K映像まで対応するHDMI®およびDisplayPort™入出力端子を装備

4K映像のQFHD(3,840×2,160)信号※に対応したHDMI®およびDisplayPort™の入出力端子を装備。HDMI®/DisplayPort™ケーブルを用いたデイジーチェーン接続による2×2の4面マルチスクリーン構成時には、4K映像を迫力の大画面で表示できます。
(単面表示の際は、簡易圧縮表示となり、表示される文字が不鮮明になる場合があります)
- ※DisplayPortの場合は3,840×2,160(60Hz)まで、HDMIの場合は3,840×2,160(30Hz)まで対応。
デジタルデイジーチェーンでスマートに構築

入力映像信号がDisplayPort™の場合はDisplayPort™から、その他の映像信号(HDMI、DVI-D、メディアプレーヤ、OPS)の場合はHDMI®から、ケーブル1本で出力することができ、デジタル信号による最大60台※までの「デジタルデイジーチェーン」を構築することが可能です。
また、制御信号はLANケーブル1本で出力でき、わずか2本のケーブルで映像と制御のデイジーチェーンを構築。使用ケーブルの数を削減し、設置コストを低減することができます。
- ※DisplayPort™(HDCPなし)の場合。DisplayPort™(HDCPあり)は最大4台、
HDMI(HDCPなし)は最大9台、HDMI(HDCP2.2)は最大5台、HDMI(HDCP1.4)は最大8台まで接続可能。
ディスプレイ1台ごとの面倒な設定操作を解消する、簡単タイルマトリクス設定

マルチスクリーンに使用する全てのディスプレイ間で、映像および制御用のケーブルをデイジーチェーン接続すれば、1台目のディスプレイでの実行ボタンひとつで2台目以降の設定が可能です。マルチスクリーンの設定操作を簡易化できます。
マルチスクリーン表示時にスムーズに画像をつなげる
タイルマトリクスとTILE COMP、タイルカット機能

複数のディスプレイで1画面を表示する際に、より自然に見えるようディスプレイのつなぎ目の表示方法を変更してイメージを表示します。「TILE COMP機能」は、ベゼルが邪魔をする映像部分を調節してスムーズに表示、「タイルカット機能」はコンテンツの任意の箇所をカットしてマルチ画面に表示することができます。

マルチスクリーン特有の映像ズレを防ぐ
FRAME COMP機能、垂直スキャン反転機能

マルチスクリーンで高速動画を表示する際に生じる、縦列隣接ディスプレイ間の映像ズレ(胴切れ)を2つの機能で改善。1フレーム分の画像表示タイミングを調節する「FRAME COMP機能」と、縦列隣接ディスプレイの画像スキャン方向を口語に反転させる「垂直スキャン反転機能」により、自然な動画表示を可能にします。


シームレスで正確な色再現
出荷時のキャリブレーションを強化により、設置時間を短縮化

組み上げて設置した時点で均一な色再現となるように、生産時の各段階で画面内の輝度や色ムラを含むカラーキャリブレーションを実施。気になりやすい画面突合せ部の色のばらつきが従来製品よりも軽減しました。また、お手持ちのカラーセンサを基準としたキャリブレーション設定の場合でも、より短時間で作業を完了できます。
高い精度で色を再現するSpectraView®エンジン

NEC独自の色補正機能「SpectraViewエンジン」を搭載。3次元ルックアップテーブルと独自の色変換アルゴリズムを搭載することで、より正確な色変換を行います。スクリーン間の色のばらつきが低減することで、より美しいマルチスクリーン表示が可能になります。また画質設定ごとのキャリブレーションを行うことなく、sRGBをはじめ業界標準とされる様々な色域を表現可能※ 。HDR信号に対応したRec.2100(HLG)、Rec.2100(PQ)など、用途に応じた複数の表示設定を「ピクチャーモード」として工場出荷時にプリセットしていますので、メニューから選択することですぐに利用できます。
- ※1各色域のRGB色度点は完全には包含されません。
長期使用による画面間の色のばらつきを抑制

液晶ディスプレイは、使用時間の経過と共に輝度や色温度が合わなくなり、マルチスクリーン構成時においては、それぞれのディスプレイごとに色が合わなくなってくる現象が発生します。この変化を内蔵センサと「SpectraViewエンジン」で自動補正。安定した性能を維持し、煩雑なキャリブレーション作業を削減します。
マルチスクリーン構成時に目立ちやすい画面ムラをきめ細かく補正

経年変化によってそれぞれのディスプレイごとに色違いが発生した場合にも、専用のキャリブレーションソフトウェア「NEC Display Wall Calibrator※」を使用して補正が可能。特に色ズレの目立ちやすい画面周辺4隅は、工場出荷時を基準としてそれぞれ色調節できます。さらに細かい調節が必要な場合は、オプションのキャリブレーションセンサ LCD-MDSVSENSOR®3で画面内の各点を測定し、自動補正することもできます。
- ※無償提供。メーカー営業担当までご相談ください。
パソコンや専用アプリケーションを使用せず色補正ができる
スタンドアローンキャリブレーション機能
オプションのキャリブレーションセンサ LCD-MDSVSENSOR®3をディスプレイに接続し、スタンドアローンキャリブレーション機能を使用することで、パソコンや専用アプリケーションを使用せずに色補正が可能です。
隣接画面の白色を基準として近い画質に自動設定する「白色コピー機能」も備えており、基準色が分からない場合でも、すばやく色合わせできます。
さまざまな機能を装備
動画・静止画などで情報発信できるメディアプレーヤ機能内蔵
市販のUSBストレージデバイスやmicroSDメモリーカードに保存した画像や動画を再生・表示ができるメディアプレーヤ機能を内蔵しています。「スライドショー表示」や、電源ON時に自動再生する「オートプレイ表示」に加え、オーサリングソフトウェアで作成したコンテンツの再生も可能です。
- スライドショー表示:選択フォルダ内の静止画&動画の表示を手動/自動再生します。
- オートプレイ(自動再生)表示:電源ON時に、メディアプレーヤ入力選択の場合、自動再生します。
- プリセットコンテンツ表示:信号入力が無くなった場合、選択フォルダ内を再生します。
- エマージェンシーコンテンツ表示:コマンド指示で当該フォルダ内を再生、電源OFF以外を禁止します。
- ※認識できるUSBストレージデバイスは1つです。
- ※microSDメモリーカードは32GBのmicroSDHCまで対応しています。
- ※市販されているすべてのUSBストレージデバイスやmicroSDメモリーカードの動作を保証するものではありません。
- ※メディアプレーヤ機能の表示・動作については、お客様がご利用されるコンテンツで、事前にご確認ください。
動画と静止画を組み合わせた効果的なコンテンツ作成が可能

オーサリングソフトウェアを使用することで、動画・静止画・テロップ・音声などのコンテンツを組み合わせて、番組を作成することができます。レイアウトパターンから選択したり、レイアウトのテンプレートを編集するなど、ご希望のレイアウトで番組を作成することができますので、設置する目的に合わせた、効果的な情報の発信が行えます。
レイアウト例

オーサリングソフトウエアで利用可能なコンテンツファイル
ファイル形式 | 拡張子 |
---|---|
静止画 | .png、.jpg |
動画(最大解像度:1920×1080) | .wmv、.mpg、.mpeg、.mp4、.mov、.flv、.f4v |
オーディオ | .mp3、.wav |
- ※ファイルによっては、使用できない場合があります。
表示時間を設定できるスケジュール機能
スケジュール機能は、時間を決めてコンテンツを表示する機能です。作成した番組は、毎日はもちろん特定日時の番組スタート・終了時間の設定ができます。


省エネや映像演出に活用できる人感センサに対応
オプションの人感センサ内蔵リモートコントロールキット(KT-RC3)を使用すると、人の動きを感知して表示画面や音声を自動でON/OFFできます。マルチスクリーンによる大画面デジタルサイネージなどにおいては、不要な電力の削減に貢献します。更に、カスタムモードにおいては、表示コンテンツの切り替えや画面の輝度、音量の調節など細かな設定が可能です。

周囲の明るさに合わせて輝度を自動的に調節する外光センサモード※

外光センサが周囲の明るさを検知して、ディスプレイの明るさを設定した輝度に自動調節します。周囲が明るい時、および暗い時のそれぞれの輝度を設定することにより、お使いの環境に適した輝度に自動的に調節できます。空間の明るさに応じた輝度を保ち、優れた視認性と省エネを両立します。
- ※オプションの人感センサ内蔵リモートコントロールキット(KT-RC3)が必要です。
商品スペック
サイズ | 49型 |
---|---|
液晶パネル方式 | ノングレア |
表示色 | 約10億7374万色 |
ピッチ | 0.559mm |
走査周波数(水平) | 15.625/15.734/31.5-91.1kHz |
応答速度 | 8ms |
走査周波数(垂直) | 50~85Hz(50/60Hzフレームロック)(アナログ)、24~85Hz(50/60Hzフレームロック)(デジタル) |
解像度 | 1920×1080 |
輝度 | 700cd/m2 |
コントラスト比 | 1100対1 |
視野角 | 左右178°、上下178°(コントラスト比10) |
入力信号 | アナログ/デジタル |
入力端子 | DisplayPort DVI-D ミニD-Sub15pin HDMI RS-232C ステレオミニジャック |
ケーブル | 信号ケーブル(3.0m→DisplayPort(TM)/DisplayPort(TM)、3.0m→HDMI/HDMI) |
USB | USB2.0 ダウンストリームポート/アップストリームポート |
スピーカー | なし |
本体サイズ(H×W×D) | 605.8 × 1075.6 × 105.1 |
本体重量 | 24.3kg |
本体カラー | ブラック |
電源 | AC100、50/60Hz |
最大消費電力 | 165W |
CO2排出量 | 158.994kg/年 |