商品紹介
オフィス規模に応じた快適なプラットフォーム
設置場所を選ばないコンパクトなファイルサーバー
本商品は、小規模オフィスやグループでの利用に便利なコンパクト筐体を採用。サーバールームはもちろん、システム管理者のデスクサイド、キャビネットといったオフィス内でも設置場所を選ばず、優れたデータ共有環境を提供します。
高速ネットワークのためのCPUを採用
本商品は、CPUにインテル Processor C3338(最大2.2GHz Dual Core)、8GBのECCメモリーを採用したスタンダードモデルです。ユーザーからの同時接続が多い時も高いパフォーマンスを発揮し、大規模オフィスでの利用に最適です。
10GbE/5GbE/2.5GbEインターフェースを標準搭載
本商品は、10GbE対応のLANポートを標準搭載し、高速なデータ転送をLANカードの追加増設なくご利用いただけます(※)。NASへのアクセスが高速化することで、大容量化が進むオフィスのデータもストレスなく閲覧・編集できるため、業務効率の向上につながります。
また、マルチギガビット(5GbE、2.5GbE)にも対応しているため、多くの企業で採用されている既設のLANケーブル(カテゴリー6またはカテゴリー5e)でも対応するスイッチに変えるだけで高速化を実現できます。
■ 10GBASE-T/5GBASE-T/2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX … 1ポート
■ 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T … 1ポート
※ 10GbEの通信には、10GbE対応スイッチと、添付のLANケーブル(カテゴリー6a)、またはメーカー製10GbE対応LANケーブルをご利用ください。
※ 5GbE/2.5GbEの通信には、5GbE/2.5GbE対応スイッチと、添付のLANケーブル(カテゴリー6a)、または5GbEはカテゴリー6以上、2.5GbEはカテゴリー5e以上のLANケーブルをご利用ください。
異なるセグメントで共有利用できる
本商品は、2つのLANポートを搭載しているので、セグメントの異なるネットワークの間で共有利用することが可能です。
「NICチーミング」で耐障害性の向上を実現
どちらか一方のLANポートに異常が発生した場合は、残ったLANポートで運用を継続。サービスを停止することなくご利用いただけます。
RAID機能で万一のハードディスク故障に備える
本商品は、4台のハードディスクを搭載し、RAID 5(出荷時設定)およびRAID 0(ストライピング)を構成可能です。RAID 5を構成時には、4台のうち1台のハードディスクが故障した場合にも、ハードディスクを交換することでデータを損失することなく復旧が可能です。また、ファイルサーバーを停止することなくHDDの交換ができるホットスワップ機能にも対応しています。
RAID 0 | RAID 5 (出荷時設定) |
交換用カートリッジ | ||
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利用可能な容量 | HDL4-Z19SATA-4 | 4TB | 3TB | 発売予定 |
HDL4-Z19SATA-8 | 8TB | 6TB | 発売予定 | |
HDL4-Z19SATA-16 | 16TB | 12TB | 発売予定 | |
HDL4-Z19SATA-32 | 32TB | 24TB | 発売予定 | |
HDL4-Z19SATA-S4 | 3,840GB | 2,880GB | 発売予定 |
万が一の事態にもシステムの安全な運用が可能なよう、ハードディスクのOS領域とデータ保存領域が別々のパーティションに分かれています。また、OS領域についてはデータ領域のRAID設定にかかわらずRAID 1が設定され、冗長性が確保されています。
※OS領域は約100GBとなります。
※RAIDモード時はOS領域とデータ保存領域以外のパーティションを作成することはできません。
運用に応じたディスク活用
マルチディスクモードは、4つのドライブを独立管理し各ドライブにドライブレターを割り付けするモードです。 3つのハードディスクドライブには共有データを保存し、残りの1つはバックアップに使用するなど、柔軟な運用ができます。
さらに、記憶域プール機能により複数のディスクをまとめて大容量の仮想ディスクとして利用することも可能です。
専用管理ソフトで簡単に設定を変更可能
インストール済の管理ソフト“ZWSマネージャー”で各種の設定を変更することが可能です。
Windows Server IoT 2019 for Storageを搭載
ファイルサーバー機能に特化したWindows Server

「Windows Server IoT 2019 for Storage」は、Windows Server 2019をベースとしたファイルサーバー専用のOSです。法人向けNAS筐体にプリインストールされ、Windows Server 2019のファイルサーバーを構築する場合と同等の環境をご提供します。
Windows Server IoT 2019 for Storageのメリット
■1,000人を超える大規模なActive Directoryでも運用できる
Active Directory環境の場合、登録されているユーザー情報を利用してファイル・フォルダーへのアクセス権限を設定可能。ユーザー情報を新たに設定する必要がなく、更新・管理の工数が少なくできるほか、複数台を導入した際も同じユーザー情報を各々に登録する必要がありません。
■CALが不要だから低コスト!
本商品は、本体価格にWindows Server IoT 2019 for StorageのOSライセンス費用が含まれており、利用の際に追加のCAL(Client Access License)が不要なため低コストで導入が可能です。また、クライアント数を増やす場合も追加費用が掛かりません。
※ Active Directory環境下では、Active Directoryサーバーに接続するためのCALの購入が必要です。
■必要なソフトウェアをインストール可能
各種バックアップやウイルス対策ソフトをインストールしてご利用いただけます。
OS標準のマルウェア対策ソフトを利用可能
Windows Server IoT 2019 for Storageは、OS標準のマルウェア対策ソフト「Windows Defender」を無償でご利用いただけます。サードパーティー製のソフトがインストールされていない場合に有効化してご使用いただけます。
Standard Editionの特長
データ重複除去機能によりディスクを効率利用
データ重複除去機能により、データ使用容量を削減できます。ブロック単位で比較して重複除去し、定型フォーマットを使った類似データなどに特に効果を発揮します。
圧縮効率は従来のZIPファイル圧縮やNTFS圧縮よりも高く、50%(一般のファイルサーバー用途)〜90%以上(仮想マシンの仮想ハードディスクライブラリなど)のディスク領域を節約し(※)、コストを抑制できます。
※マイクロソフト社の資料から抜粋
ユーザー利用制限数が無制限
Standard Editionは、一定期間中にNASへアクセスできるユーザー数が無制限であるため小〜中規模オフィスでのご利用はもちろん、大規模オフィスでのバックアップや部門サーバーとしても活用いただけます。
■性能比較
Edition | Standard Edition | Workgroup Edition |
---|---|---|
ユーザー利用制限数※1 | 無制限 | 50名 |
推奨同時接続台数※2 | 50台 | 50台 |
※1 ユーザー利用制限数
マイクロソフトが規定しているユーザー数制限。エディションにより一定期間中にアクセスできるユーザー数の上限が定められており、Workgroup Editionでは50名、Standard Editionは無制限となっています。
※2 推奨同時接続台数
同時にデータを読み書きした場合にも、一定のパフォーマンスを維持できる目安となる台数。メーカーが実際に行った検証結果では、本商品の場合、50台の同時接続でもエラーなく読み書きできることを確認済みです。
ビジネスを止めない仕組み
共有フォルダーのシャドウコピー機能を搭載
本商品は、管理者が設定したスケジュールにもとづいて、自動で本商品の共有フォルダーのシャドウコピーが作成できます。これにより、ユーザーが誤ってファイルを削除してしまった場合などに、履歴をさかのぼって削除したファイルをエクスプローラーやMicrosoft Officeなどの主要なアプリケーションから自分で直接復元できます。
Windows Serverバックアップが利用可能
本商品は、Windows Server IoT 2019 for Storageの標準機能である“Windows Serverバックアップ”で、毎日の本体のバックアップを自動で行うことが可能です。また、バックアップ用HDDはBitLockerによりデータを暗号化することで、盗難等による情報漏えいを防ぐことができます。
※Windows Serverバックアップは16TB以上の容量に対応していません。
※NASをバックアップ先とする場合、本商品およびHDL-HAシリーズ、HDL-XAシリーズのみご利用可能です。
※ネットワーク上の共有フォルダーにバックアップを作成する場合は、毎回上書きフルバックアップとなります。
Azure Backupを利用した災害対策
本商品は、Microsoft Azureを利用してファイルやフォルダーをバックアップすることができます。そのため、クラウドストレージを利用した災害対策としても利用することができます。
※この機能を利用するには、事前にMicrosoft Azureとの契約が必要です。
ダウンタイムを最小限に抑えるリレーNAS
リレーNASとは本商品を2台(マスター/スレーブ)用意し、マスターが故障した場合はスレーブを昇格させることで、ダウンタイムを最小限に抑えるバックアップ構成です。データはもちろん設定情報も同期するため、ユーザーに与える影響だけでなく、復旧にかかわる工数も大幅に減らすことが可能です。
情報の同期には、本商品の同期ソフト「クローン for Windows」を使用します。
NASの設定情報もコピーできる「クローン for Windows」
本商品は、バックアップやNASの買い替え時に便利な本商品のバックアップソフト「クローン for Windows」を無償でご利用いただけます。「クローン for Windows」をご利用いただくことにより、スケジュールでの同期が可能となります。さらにMicrosoft Azureなどのクラウドストレージへのバックアップにも対応しており、災害対策としてもご活用いただけます。
<クローン for Windowsの特長>
■設定情報やユーザー情報もバックアップでき、故障時もすぐに復旧できる。
■サポート終了対策!Windows Server 2012を搭載したサーバーからのデータ移行にも最適。
■クラウドストレージサービスへのバックアップ対応で災害対策もできる。
クライアントPC用バックアップソフト3ライセンスを無償で利用可能
クライアントPCのデータを一元的にバックアップできるNASには、バックアップソフトが欠かせません。本商品ご利用のお客様は、クライアントPC用バックアップソフトもご利用いただけます。
<ActiveImage Protector Desktop Edition>
・クライアントPCのハードディスクを読み出し、圧縮して本商品に送信
・データだけでなく、Windows システム・アプリケーション・設定情報も含めたバックアップが可能(イメージバックアップ)
・何も書かれていない状態のハードディスクに復元することも可能(ベアメタルリカバリ対応)
・容量が足りなくなった場合でも、本商品にバックアップされていたイメージを大容量ハードディスクに復元することで容易に容量拡張が可能
・クライアントインストール数3ライセンス
●商品版との違い
・機能: 商品版と同じ
・サポート体制: 1年間の通常サポート
【年間サポートサービス】
技術サポートサービス:アクティファイ社の営業日、サポート時間にemail、FAX、電話のお問い合わせに対応します。
アップグレードプロテクション:ご契約期間中にアップグレードがあった場合、アップグレード版を無償でダウンロードしていただけます。
さまざまなプラットフォームに対応するマルチプロトコル
本商品は、Windowsネットワークの標準のファイル共有プロトコル「SMB」のほか、「iSCSI」、「NFS」「WebDAV」の3つのプロトコルに対応し、異なるデバイスからの多様な利用シナリオに柔軟に対応できます。「NICチーミング」機能を利用すれば、本商品の複数のLANポートを束ね、トラフィックの負荷分散や冗長化を実現できます。
iSCSIのストレージとして使う
ハードディスクなどの記憶装置の接続で利用されるSCSIコマンドを、ネットワーク上で受け渡しができるようになるiSCSIターゲット機能を利用可能。
本商品をiSCSIターゲットとして設定することにより、既存サーバーの容量増設、バックアップ先ストレージとして利用も可能です。仮想ディスクの最大容量は64TBまで作成できます。
iSCSIターゲット機能により、本商品上に作成した仮想ディスク(VHDX)をiSCSIストレージとして提供することができます。
※iSCSIストレージを利用するには、iSCSIイニシエーターが必要です。iSCSIイニシエーターは次のOSで標準サポートされています。(Windows 8以降、Windows Server 2008以降)
管理者向けの機能も充実
2つの方法でメンテナンスができる
<本体から直接メンテナンスする>
本体背面のHDMIおよび、USBポートにそれぞれディスプレイとUSBキーボード・マウスなどを接続して操作します。ネットワークに接続する前や、ネットワークの障害などでリモートデスクトップ接続が利用できない場合に有効な設定方法です。
<遠隔からメンテナンスする>
本体を直接操作することなく、ネットワークを経由して遠隔操作を行うことが可能です(リモートデスクトップ接続)。設置場所に液晶ディスプレイやキーボードなどの入力機器を設置する必要がなく、管理者が自席から対象機を操作することができるので便利です。
「3つの安心」でビジネスをしっかりサポート
信頼性の高いハードウェアをはじめ、毎日の運用を支援するソフトウェアからサービスまで、ビジネスNASに求められる全ての要素を万全の体制でしっかりとサポートいたします。
(1)NAS専用HDDを採用し3年保証を実現
本商品は、24時間・常時稼働を前提に開発されたNAS専用ハードディスクを採用しています。これにより、ハードディスクを含む長期3年保証を実現しています。
2. 管理者の運用負担を軽減する2つの無償ツール
(1)ランディスク遠隔管理サービス「NarSuS」
「NarSuS(ナーサス)」は、お客様に代わってランディスクの状態をインターネット経由で見守るサービスです。機器の設置場所を問わずPC・スマートフォンを使って一括管理できるので、管理者の負担を大幅に削減します。

(2)ネットワーク機器統合管理アプリ「IO Navi」
「IO Navi(アイオーナビ)」は、LAN内のネットワーク機器を統合的に死活監視できるアプリです。PCにインストールすることでメーカー商品はもちろんのこと、他社商品も含めてネットワーク機器の死活監視(アライブチェック)が可能です。さらにメーカーNASであれば、異常発生時にメールおよびPC画面上でポップアップ通知してくれるので、障害発生を迅速に把握することができます。
(3)万が一のトラブル発生時にも、頼れるアイ・オーの対応力
アイオー・セーフティ・サービス(ISS)は、対象商品をより長く安心してご利用いただくために、万が一の場合の保守を実施する有償保守サービスです。ご導入から運用まで充実のサービスをご用意し、ワンストップでご提供いたします。本商品なら当日オンサイトサービスに対応。最短でご連絡いただいた当日にスタッフを派遣します。
オムロン ソーシアルソリューションズ社製UPSがアイオー・セーフティ・サービスに対応
UPSをメーカーが保守対応することで、これまで機器メーカー毎に異なっていた問い合わせ先が集約され、万が一の場合の対処がスムーズになります。さらに、保守には本体の修理だけでなくバッテリー交換も含まれるため、別途交換サービスをお申込みいただく必要がありません。
商品スペック
筐体タイプ | タワー |
---|---|
搭載OS | Windows Server IoT 2019 for Storage Standard |
搭載済ストレージ容量 | 3840GB |
最大ストレージ容量 | 3840GB |
ストレージインターフェース規格 | SATA接続 |
ホットスワップ | 対応 |
RAID対応 | ソフトウェア |
RAID仕様 | RAID 0/RAID 5/マルチディスクモード※出荷時はRAID 5に設定されています。 |
CPU | Intel Atom Processor C3338(最大2.2GHz Dual Core) |
メモリー容量 | 8GB |
NIC仕様 | 10Gb(10GBASE-T/5GBASE-T/2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX×1、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×1) |
USB仕様 | USB 3.2 Gen 1(USB 3.0)コネクター 背面×2、USB 2.0コネクター 正面×1、背面×1 |
本体サイズ(H) | 160mm |
本体サイズ(W) | 163mm |
本体サイズ(D) | 210mm |
本体重量 | 2600g |
ファンコントロール | 搭載ファン 中空固定構造ファン×1、ファン制御 自動 |
ハードウェアセキュリティロック | ケンジントンスロット |
対応クライアントOS | Windows 10 (20H2)/(2004)/(1909)/(1903)/(1809)/(1803)/(1709)/(1703)/(1607)/(1511)/(10.0)/8.1/7、Windows Server 2019/2016/2012 R2/2012/2008 R2/2008、macOS 10.12-11 |
iSCSI(IP-SAN) | 対応 iSCSI ターゲット |
その他通信プロトコル | TCP/IP(IPv4、IPv6) |
附属品 | 管理マニュアル/LANケーブル/ACアダプタ/電源ケーブル(PSE適合品)/ACプラグ変換アダプター/ActiveImage Protectorのご案内/NASメンテナンスカード/USBメモリー |
温湿度条件、最高動作高度 | 温度5~40℃、湿度10~85% |