商品紹介
中規模オフィスネットワーク構成例

小規模オフィスネットワーク構成例

Wi-Fi 6 対応無線LANアクセスポイント導入時に最適なハードウェア仕様
Wi-Fi 6 対応無線LANアクセスポイントの多くが、有線LANは2.5ギガビットに対応し、給電は30Wに対応したPoE給電機器を必要とします。
『SWX2221P-10NT』は、2.5ギガビットに対応したポートを8個、10ギガビットに対応したコンボポート(RJ-45ポートとSFP+スロット)を2個搭載しています。また、8個の2.5ギガビットポートで同時に30W給電可能で、給電容量を気にすることなく、Wi-Fi 6 対応無線LANアクセスポイントや高性能なIPカメラなどのPoE受電機器を最大8台収容できます。さらに、アップリンクポートとして10ギガビット対応のポートを利用することで、複数の2.5ギガビット通信をボトルネックなく上位のネットワーク機器へ転送します。

PoE受電機器の運用を便利にする機能を搭載
『SWX2221P-10NT』は、給電をスケジューリングできる機能や死活監視する機能など、PoE受電機器の運用を便利にするPoE給電制御に対応しています。
給電のスケジューリング機能は、指定した時間帯だけPoE給電を有効にすることが可能です。例えば、オフィス業務の平日の就業時間のみ無線LANアクセスポイントへ給電することで、就業時間外の電力消費を削減し、無線LANの不正使用を未然に防ぎます。さらに、ヤマハ無線LANアクセスポイントと連携する「LLDP自動設定機能」を使用することで、給電停止タイミングをヤマハ無線LANアクセスポイントへ事前に通知することもできます。その際、ヤマハ無線LANアクセスポイントは、給電が停止される前にログを自動保存することで、ログ消失を防ぐことが可能です。

また、死活監視する機能を使用することで、ハングアップした無線LANアクセスポイントやIPカメラへのPoE給電を自動的にOFF/ONし、再起動できます。死活監視の方法は、PINGによる疎通確認だけでなく、端末からのLLDP定期通信の監視にも対応しています。監視する端末のIPアドレスを指定することなく、GUI上で死活監視したいポートをワンクリックするだけで設定が完了し、簡単にPoE受電機器の監視体制を構築できます。また、ヤマハ無線LANアクセスポイントと連携する「LLDP自動設定機能」を使用することで、接続されたヤマハ無線LANアクセスポイントを自動的に認識しLLDPによる死活監視を開始します。これにより、ヤマハ無線LANアクセスポイント追加時の設定業務の負荷を軽減できます。

安全性の高いネットワークを実現するセキュリティー機能を搭載
『SWX2221P-10NT』はIEEE802.1X認証に対応し、強固なネットワークセキュリティーを実現します。さらに、ヤマハ無線LANアクセスポイントと連携する「LLDP自動設定機能」を使用することで、RADIUSサーバーと認証局を内蔵しているヤマハ無線LANアクセスポイントと接続するだけでRADIUSサーバー情報を自動的に登録することができ、複雑なセキュリティー設定を簡単に行えます。
またIEEE802.1X認証だけでなくACLも搭載し、シンプルなフィルタリング処理により、不正な端末からの通信をブロックします。

保守・運用業務を軽減する機能
『SWX2221P-10NT』では、無償のPCアプリケーション「Yamaha LAN Monitor」の最新バージョン(2022年3月より提供予定)をご利用いただくことで、個別にIPアドレスの設定をすることなく、複数台のスイッチのCONFIG管理やファームウェアの一括更新を実現し、キッティング作業の負荷を大幅に軽減します。他のメーカースイッチ製品のラインアップでも順次対応する予定です。
また、LANの見える化機能「LANマップ」での管理にも対応しています。上位のヤマハルーターやインテリジェントL2スイッチ、L3スイッチと組み合わせることで、本機に接続された端末を含め、LAN全体のネットワーク状態を確認できるため、トラブル対応や日頃の保守・運用業務の負荷を大幅に軽減します。さらに、本製品は、ループの発生や機器の故障などをブザーで知らせる機能にも対応しているので、万が一障害が発生した場合にも障害発生箇所を迅速に特定し、トラブル時の対応負荷を軽減できます。

壁やラックへの設置金具を同梱
『SWX2221P-10NT』は、ウォールマウント用とラックマウント用の金具を同梱しているため、別途オプション品を準備することなく、壁やラックへの設置が可能です。
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ウォールマウント用金具 | 壁設置のイメージ | ラックマウント用金具 |
商品スペック
LANポート数 | 8(2.5G/1G/100M)、2(10G/5G/2.5G/1G/100M) |
---|---|
SFP+スロット数 | 2 |
オートネゴシエーション | 〇 |
Auto MDI/MDI-X | 〇 |
PoE給電可能ポート | 8(ポート1~8、IEEE802.3at 準拠) |
給電方式 | Alternative A (データ線 1、2、3、6) |
最大給電能力(1 ポートあたり) | 30W |
最大給電能力(装置全体) | 240.0W |
スイッチング容量 | 80Gbit/s |
転送能力 | 59.52Mpps |
レイテンシー | 1.4/4.1/6.0/3.4/11.7μs(10G/5G/2.5G/1G/100M) |
最大MACアドレス登録数 | 16,384 |
フレームバッファー | 1.5MB |
ジャンボフレーム対応サイズ | 最大10,240byte |
リンクアグリゲーション | スタティック設定 |
VLAN | ポートベースVLAN、タグVLAN(IEEE 802.1Q)、マルチプルVLAN |
最大VLAN数 | 256(VLAN ID 1~4,094) |
ループ検出 | 〇(ブザー通知) |
パススルー | BPDU/EAPパススルー |
【制御】 | |
ACL | IPv4 ACL、IPv6 ACL、MAC ACL |
QoS | 送信キュー割当て(CoS、DSCP、ポート優先度)、リマーキング(CoS、DSCP)、スケジューリング(WRR、SP) |
フロー制御 | IEEE 802.3x(全二重)、HOLブロッキング防止 |
ストーム制御 | 〇 |
管理プロトコル | SNMP(v1/v2c/v3/Private MIB) |
セキュリティー、認証機能 | ポート認証(IEEE 802.1X認証) |
プログラム管理 | TFTPによる更新、Web GUIによる更新 |
ロギング機能 | メモリに蓄積、SYSLOGでの出力、定期的なログのバックアップ機能、L2MSマスターへのイベント出力 |
ログ記憶容量 | 最大1,500行 |
サポート機能 | ポートミラーリング、ポートシャットダウン、リンクスピードダウンシフト、パケットカウンタ、省電力モード(IEEE 802.3az EEE)、DHCPクライアント、時刻管理(手動設定、SNTP)、スケジュール機能、ケーブル診断機能、端末監視機能、LLDP自動設定機能 |
設定手段 | Web GUIによる設定、TELNET/SSHによるコマンドを使用した設定、TFTPによるダウンロード/アップロード、L2MSマスターのWeb GUIを使用した設定 |
GUIの推奨ブラウザー | 【Windows】Microsoft Edge,Google Chrome,Mozilla FireFox、【macOS】Safari、【iOS】Safari |
状態表示インジケーター(前面) | POWER、LED MODE、LAN(LED MODEボタンによりLINK/ACT、PoE、STATUS設定を切替えて表示) |
動作環境条件 | 周囲温度 0~50℃、周囲湿度 15~80%(結露しないこと) |
電源 | AC100~240V(50/60Hz)、電源内蔵(電源スイッチなし)、電源インレット(3極コネクター、C14タイプ) |
最大消費電力(皮相電力)、最大消費電流、発熱量 | 304W (311VA)、3.1A、1095kJ/h |
エネルギー消費効率(W/(Gbit/s)) | A区分 0.7 |
最大実効伝送速度(Gbit/s) | 40.0 |
測定時ポート速度とポート数 | 【2.5Gbit/s】8、【10Gbit/s】2 |
筐体 | 金属筐体、ファン 3基 |
電波障害規格、環境負荷物質管理 | VCCIクラスA、RoHS対応、省エネ法準拠 |
外形寸法(W×H×D) | 330×44×250mm (突起物、ゴム足を除く) |
質量(付属品含まず) | 2.7kg |
付属品 | 電源コード(3ピンプラグ)、電源抜け防止金具、はじめにお読みください(保証書付)、ゴム足、ダストカバー(SFP/SFP+スロット取付け済み)、ラックマウント用金具、ウォールマウント用金具、取付ネジ |
オプション | SFPモジュール、SFP+モジュール,ダイレクトアタッチケーブル |
仕様対象ファームウェア | Rev.1.05.02 |