商品紹介
高速処理でファイル共有やバックアップが快適
第12世代インテル Core i3 プロセッサー搭載
本商品は、第12世代インテル Core i3 プロセッサー(最大4.00GHz Quad Core)を搭載。強力なCPUパワーで、バックアップやウイルスチェックなどのマルチタスク実行中も安定したパフォーマンスを発揮。高負荷状態でも安定した動作を実現します。

同時接続数500台まで安定した動作を実現
搭載CPU性能の向上により、推奨最大同時接続数が500台に大幅にアップ。これまで難しかった全社用のNASとしてもご利用いただけるようになりました。

10GbE/2.5GbEインターフェイスを標準搭載
本商品は、10GbE対応のLANポートを標準搭載し、高速なデータ転送をLANカードの追加増設なくご利用いただけます(※)。NASへのアクセスが高速化することで、大容量化が進むオフィスのデータもストレスなく閲覧・編集できるため、業務効率の向上につながります。
また、マルチギガビット(5GbE、2.5GbE)にも対応しているため、多くの企業で採用されている既設のLANケーブル(カテゴリー6またはカテゴリー5e)でも対応するスイッチに変えるだけで高速化を実現できます。
■ 10GBASE-T/5GBASE-T/2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T … 1ポート
■ 2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T … 1ポート
※ 10GbEの通信には、10GbE対応スイッチと、添付のLANケーブル(カテゴリー6a)、またはメーカー製10GbE対応LANケーブルをご利用ください。
※ 5GbE/2.5GbEの通信には、5GbE/2.5GbE対応スイッチと、添付のLANケーブル(カテゴリー6a)、または5GbEはカテゴリー6以上、2.5GbEはカテゴリー5e以上のLANケーブルをご利用ください。

異なるセグメントで共有利用できる
セグメントの異なるネットワークの間で10GbEと2.5GbEでの高速共有が可能です。

Windows Server IoT 2022 for Storage Standardを採用
ファイルサーバー機能に特化したWindows Server
「Windows Server IoT 2022 for Storage」は、Windows Server 2022をベースとしたファイルサーバー専用のOSです。法人向けNAS筐体にプリインストールされ、Windows Server 2022のファイルサーバーを構築する場合と同等の環境をご提供します。

Windows Server IoT 2022 for Storageの3つのメリット
(1)1,000人を超える大規模なActive Directoryでも運用できる
Active Directory環境の場合、登録されているユーザー情報を利用してファイル・フォルダーへのアクセス権限を設定可能。ユーザー情報を新たに設定する必要がなく、更新・管理の工数が少なくできるほか、複数台を導入した際も同じユーザー情報を各々に登録する必要がありません。
(2)CALが不要だから低コスト!
本商品は、本体価格にWindows Server IoT 2022 for StorageのOSライセンス費用が含まれており、利用の際に追加のCAL(Client Access License)が不要なため低コストで導入が可能です。また、クライアント数を増やす場合も追加費用が掛かりません。

(3)必要なソフトウェアをインストール可能
各種バックアップやウイルス対策ソフトをインストールしてご利用いただけます。
データ重複除去機能によりディスクを効率利用
データ重複除去機能により、データ使用容量を削減できます。ブロック単位で比較して重複除去し、定型フォーマットを使った類似データなどに特に効果を発揮します。
圧縮効率は従来のZIPファイル圧縮やNTFS圧縮よりも高く、50%(一般のファイルサーバー用途)〜90%以上(仮想マシンの仮想ハードディスクライブラリなど)のディスク領域を節約し(※)、コストを抑制できます。
※ マイクロソフト社の資料から抜粋

ユーザー利用制限数が無制限
Standard Editionは、一定期間中にNASへアクセスできるユーザー数が無制限であるため小〜中規模オフィスでのご利用はもちろん、大規模オフィスでのバックアップや部門サーバーとしても活用いただけます。
※ ユーザー利用制限数
マイクロソフトが規定しているユーザー数制限。エディションにより一定期間中にアクセスできるユーザー数の上限が定められており、Workgroup Editionでは50名、Standard Editionは無制限となっています。
ビジネスを止めない仕組み
RAID機能で万一のドライブ故障に備える
4台のドライブを搭載し、RAID 5(出荷時設定)およびRAID 0(ストライピング)を構成可能です。RAID 5を構成時には、4台のうち1台が故障した場合にも、ドライブを交換することでデータを損失することなく復旧が可能です。また、ファイルサーバーを停止することなくドライブの交換ができるホットスワップ機能にも対応しています。
RAID 0 | RAID 5 (出荷時設定) |
交換用カートリッジ | ||
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利用可能な容量 | HDL4-Z22SI3B04 | 4TB | 3TB | HDLZ-OPA1 |
HDL4-Z22SI3B08 | 8TB | 6TB | HDLZ-OPA2 | |
HDL4-Z22SI3B16 | 16TB | 12TB | HDLZ-OPA4 | |
HDL4-Z22SI3B32 | 32TB | 24TB | HDLZ-OPA8 | |
HDL4-Z22SI3B48 | 48TB | 36TB | HDLZ-OPA12 | |
HDL4-Z22SI3B64 | 64TB | 48TB | HDLZ-OPA16 | |
HDL4-Z22SI3B80 | 80TB | 60TB | HDLZ-OPA20 |
万が一の事態にもシステムの安全な運用が可能なよう、ドライブのOS領域とデータ保存領域が別々のパーティションに分かれています。また、OS領域についてはデータ領域のRAID設定にかかわらずRAID 1が設定され、冗長性が確保されています。

※ OS領域は約100GBとなります。
※ RAIDモード時はOS領域とデータ保存領域以外のパーティションを作成することはできません。
共有フォルダーのシャドウコピー機能を搭載
管理者が設定したスケジュールに基づいて、自動で本商品の共有フォルダーのシャドウコピーが作成できます。これにより、ユーザーが誤ってファイルを削除してしまった場合などに、履歴をさかのぼって削除したファイルをエクスプローラーやMicrosoft Officeなどの主要なアプリケーションから自分で直接復元できます。

Windows Serverバックアップが利用可能
Windows Server IoT 2022 for Storageの標準機能である“Windows Serverバックアップ”で、毎日の本体のバックアップを自動で行うことが可能です。また、バックアップ用HDDはBitLockerによりデータを暗号化することで、盗難等による情報漏えいを防ぐことができます。
※ Windows Serverバックアップは、バックアップ元が16TBを超えるボリュームのバックアップに対応しておりません。
※ WindowsのVSS(ボリュームシャドウコピーサービス)機能を利用した各種機能は、64TBを超えるボリュームでご利用いただけません。ボリュームを分割するなど各ボリュームが64TB以下となるよう設定してご利用ください。
※ NASをバックアップ先とする場合、メーカーのHDL-Zシリーズ、およびHDL-HAB、HDL-XABシリーズのみご利用可能です。
※ ネットワーク上の共有フォルダーにバックアップを作成する場合は、毎回上書きフルバックアップとなります。

Azure Backupを利用した災害対策
Microsoft Azureを利用してファイルやフォルダーをバックアップすることができます。そのため、クラウドストレージを利用した災害対策としても利用することができます。
※ この機能を利用するには、事前にMicrosoft Azureとの契約が必要です。
※ Microsoft Azureに関する詳細はMicrosoft Azureのホームページをご覧ください。
ダウンタイムを最小限に抑えるリレーNAS
リレーNASとは本商品を2台(マスター/スレーブ)用意し、マスターが故障した場合はスレーブを昇格させることで、ダウンタイムを最小限に抑えるバックアップ構成です。データはもちろん設定情報も同期するため、ユーザーに与える影響だけでなく、復旧にかかわる工数も大幅に減らすことが可能です。情報の同期には、本商品の同期ソフト「クローン for Windows」を使用します。
※「クローン for Windows」は、32TB以下のモデルのみ対応となります。

NASの設定情報もコピーできる「クローン for Windows」
本商品は、バックアップやNASの買い替え時に便利な本商品のバックアップソフト「クローン for Windows」を無償でご利用いただけます。「クローン for Windows」をご利用いただくことにより、スケジュールでの同期が可能となります。さらにMicrosoft Azureなどのクラウドストレージへのバックアップにも対応しており、災害対策としてもご活用いただけます。
<クローン for Windowsの特長>
■設定情報やユーザー情報もバックアップでき、故障時もすぐに復旧できる。
■サポート終了対策!EOSを迎えたWindows Server OSを搭載したサーバーからのデータ移行にも最適。
■クラウドストレージサービスへのバックアップ対応で災害対策もできる。

※「クローン for Windows」は、32TB以下のモデルのみ対応となります。

「NICチーミング」で耐障害性の向上を実現
いずれかのLANポートに異常が発生した場合は、残ったLANポートで運用を継続。サービスを停止することなくご利用いただけます。
さまざまなプラットフォームに対応するマルチプロトコル
本商品は、Windowsネットワークの標準のファイル共有プロトコル「SMB」のほか、「iSCSI」、「NFS」「WebDAV」の3つのプロトコルに対応し、異なるデバイスからの多様な利用シナリオに柔軟に対応できます。「NICチーミング」機能を利用すれば、本商品の複数のLANポートを束ね、トラフィックの負荷分散や冗長化を実現できます。

iSCSIのストレージとして使う
ハードディスクなどの記憶装置の接続で利用されるSCSIコマンドを、ネットワーク上で受け渡しができるようになるiSCSIターゲット機能を利用可能。
本商品をiSCSIターゲットとして設定することにより、既存サーバーの容量増設、バックアップ先ストレージとして利用も可能です。仮想ディスクの最大容量は64TBまで作成できます。

iSCSIターゲット機能により、本商品上に作成した仮想ディスク(VHDX)をiSCSIストレージとして提供することができます。
※ iSCSIストレージを利用するには、iSCSIイニシエーターが必要です。iSCSIイニシエーターは次のOSで標準サポートされています。(Windows 8以降、Windows Server 2008以降)
管理者向けの機能も充実
2つの方法でメンテナンスができる
<本体から直接メンテナンスする>
本体背面のHDMIおよび、USBポートにそれぞれディスプレイとUSBキーボード・マウスなどを接続して操作します。ネットワークに接続する前や、ネットワークの障害などでリモートデスクトップ接続が利用できない場合に有効な設定方法です。
<遠隔からメンテナンスする>
本体を直接操作することなく、ネットワークを経由して遠隔操作を行うことが可能です(リモートデスクトップ接続)。設置場所に液晶ディスプレイやキーボードなどの入力機器を設置する必要がなく、管理者が自席から対象機を操作することができるので便利です。

専用管理ソフトで簡単に設定を変更可能
インストール済の管理ソフト“ZWS Manager”で各種の設定を変更することが可能です。

商品スペック
容量 | 48TB |
---|---|
動作環境 | LANインターフェイスを搭載しTCP/IP通信が正常に動作する機種 |
対応機種 | Windowsパソコン、Apple Mac シリーズ、iPad、Chromebook |
対応OS(日本語版のみ) | Windows 11、Windows 10 May 2021 Update(バージョン 21H1)、Windows 10 November 2021 Update(バージョン 21H2)、Windows 10 2022 Update(バージョン 22H2)、Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016、macOS 11 ~ 15、Chrome OS、iPadOS 14~18 |
搭載OS | Windows Server IoT 2022 for Storage Standard |
CPU | Intel Core i3-12100TE Quad Core 4.00 GHz |
メモリー容量 | 8GB |
対応通信プロトコル | TCP/IP(IPv4、IPv6) |
対応アプリケーションプロトコル | SMB(1.0、2.0、2.1、3.0、3.0.2、3.1.1)、HTTP、HTTPS、FTP、WebDAV、NFS、SNMP |
対応リモートアクセスサービス | - |
ユーザー利用制限数 | 無制限 |
推奨最大同時接続台数 | 500台 |
映像出力 | HDMI×1(背面) |
【LANポート】 | |
転送規格 | 10GBASE-T/5GBASE-T/2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×1/2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×1 |
Auto-MDI/MDIX対応 | ○ |
アクセス方式 | CSMA/CD |
コネクター形状 | RJ-45 |
【USBポート】 | |
USB 3.2 Gen 2(USB 3.1)Type-Aコネクター | 背面×2 |
USB 3.2 Gen 1(USB 3.0)Type-Aコネクター | 背面×2 |
USB 2.0コネクター Type-Aコネクター | 正面×1 |
【ドライブ】 | |
採用ドライブ | NAS専用HDD |
ドライブ数 | 4(SATA接続) |
HDD取替え機構 | カートリッジタイプ |
ホットスワップ対応 | ○ |
【冗長化】 | |
方式 | ソフトウェア |
設定 | RAID 0/RAID 5/マルチディスクモード ※出荷時はRAID 5に設定されています。 |
エアフロー経路 | 各カートリッジフロント部 |
搭載ファン | ファン×1 |
盗難防止機能 | ケンジントンスロット |
外付けHDD接続 | USB HDD |
USBプリンター接続 | ○ |
UPS対応 | ○ |
電源 | ACアダプター |
定格電圧 | AC100V(50/60Hz) |
消費電力 | 118W(MAX)、93W(Typ) |
外形寸法(W×D×H) | 約163×210×160mm ※突起部除く |
使用温度範囲 | 5~40℃ |
使用湿度範囲 | 10~85% ※結露なきこと |
各種取得規格・法規制 | RoHS指令準拠(10物質)、VCCI Class A、グリーン購入法、省エネ法、電気用品安全法(ACアダプター、ACプラグ変換アダプター) |
保証期間 | 5年保証 |
エネルギー消費効率(W/GB):0.000793、【区分】IV: | |
グリーン購入法基準 | 適合 |
質量(本体のみ) | 約5.4kg |
質量(梱包時) | 約7.1kg |
添付品 | 初回設定マニュアル、LANケーブル×1、ACアダプター、電源ケーブル(PSE適合品)、ACプラグ変換アダプター、リカバリ用USBメモリー |