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既存ネットワークと新規ネットワークの共存環境を実現した 「RTX810」の後継モデル

ヤマハ RTX830 [ギガアクセスVPNルーター]

¥52,728(税込)

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参考価格:¥101,200

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型 番: RTX830

発売日: 2017年10月31日

詳 細: メーカーページへ

商品紹介

1.ネットワーク構築に更なる利便性

『RTX830』では、以下の機能実装により、旧来からの拠点間通信やLAN管理の利便性をさらに向上させています。

マルチポイントトンネル機能

マルチポイントトンネル機能は、物理的な複数拠点へのVPN (Virtual Private Network) 接続を、ひとつのVPN設定のみで実現する機能です。『RTX830』ではこのマルチポイントトンネルの拠点側機能に対応しています。これにより、拠点の増設・移設などVPN環境に変化があった場合の設定変更作業の手間を軽減できます。
※ マルチポイントトンネルのセンター側機能は「RTX1210」で対応しており、今後「RTX3500」「RTX5000」でも対応予定です。

最新のLANマップ機能

『RTX830』では、上位モデル「RTX1210」で好評をいただいている「LANマップ」機能を採用しています。LANの状態を可視化し、制御するGUI機能によって、ネットワークの接続状態を一目で把握できるため、迅速なトラブルの発見・解決が可能です。



※ ネットワークの状態を一目で把握できる「LANマップ」機能

USBシリアルによるコンソール接続

旧来のシリアルポートに加え、USBmini型のシリアル接続が可能です。 PCへの接続に際し、別途USBシリアル変換ケーブルを用意する必要はありません。

FQDN filter(FQDNルーティング)

宛先のFQDN(Fully Qualified Domain Name)により、経路制御を行うことができるようになりました。インターネット上に展開される各種Webサイトごとに、宛先経路を振り分けることが可能です。

本機能により、拠点ネットワークからインターネットへの接続時、サイトAへの接続はセンター拠点経由、サイトBへの接続は直接インターネットへオフロードするなど、FQDNごとに宛先経路を振り分けるなどの運用が可能となります。
※ ファームウェアアップデートにより対応予定です。

クラウド接続のかんたん設定

クラウドサービスへのVPN接続利用を、さらに効率良く実現する機能です。サービス元から入手したIDやシークレットキーの入力さえ行えば、IPsecVPN・BGP経路設定等の設定が自動生成され、ルーターに反映されます。本機能により、クラウドサービスへの接続設定にかかる手間が大幅に軽減されます。
※ 現時点では、アマゾン VPCへの接続機能に対応しており、順次接続サービスを拡充していきます。

2.YNO (Yamaha Network Organizer) との連携によるヤマハSD-WAN

独自のクラウド型ネットワーク統合管理サービス「YNO」との連携により、ネットワークの設置・変更に際し、個々の『RTX830』へログインする必要は無くなります。YNOにログインすれば、すべてのネットワークを一元的に管理することができます。また、クラウドサービスやインターネット上のWebサービスの業務利用の増加に伴い、運用中にネットワーク設定の変更が必要になった場合でも、柔軟な対応が可能です。YNOとの連携で、このように”動くネットワーク”の管理をサポートします。

※ YNOとの連携機能では、今後以下のようなサービスを追加する予定です。

GUI Forwarder

個々の拠点端末へ個別にログインすることなく、YNOの画面上ですべてのネットワーク機器のGUI画面操作が可能です。

ゼロタッチコンフィグレーション機能

今後、設置する拠点端末の設定を、事前にYNOへ保存しておくことができるようになります。拠点端末の設置作業は、インターネットへの接続設定とプレースIDの入力だけとなり、スピーディーな拠点展開が可能です。

DPI機能とYNO連携

『RTX830』では、今後、DPI機能の実装を計画しています。アプリケーション単位での細かな設定を多拠点展開でご利用いただくため、合わせてYNOを利用した一元管理環境を提供する予定です。

3.従来モデルからの性能向上と互換性確保

性能面の向上

『RTX830』では、従来モデル「RTX810」に比べ、以下の点で性能向上をしています。

  RTX810 RTX830
スループット 1Gbit/s 2Gbit/s
VPN対地数 6 20
VPNスループット 200Mbit/s 1Gbit/s
NATセッション数 10,000 65,534
最大消費電力 11W 11W

VPN対地数性能を向上したことで、これまで構成されていた拠点間VPNに加え、クラウドサービスへのVPN接続や、外出先からのリモートアクセスVPNなど、幅広くVPN構成を拡張することが可能になります。また昨今、インターネットへのアクセス増により、従来モデルのNATセッション数では性能不足となる場合が増えていますが、NATセッション数の向上により、外部サービスの利用にストレスの無い運用が可能です。『RTX830』では、これら性能面の向上を実現しながらも、全体の低消費電力化を図り、最大消費電力は「RTX810」と同等数値を実現していることも、大きな特徴です。また、『RTX830』では、従来モデル「RTX810」と以下の点で互換性を確保しています。

  RTX810 RTX830
外形寸法 42.6 x 220 x 160 43.5 x 220 x 160
LAN/WAN 4port/1port 4port/1port
設定ファイル 互換

筐体サイズや接続ポートの互換性に加え、「RTX810」で利用していた設定を、『RTX830』でもそのまま利用することが可能です。機器入れ替え時も、設置場所の変更や設定の再作成などの手間は不要です。

商品スペック

LANポート 4ポートL2スイッチ(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T、ストレート/クロス自動判別)
WANポート 1ポート(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T、ストレート/クロス自動判別)
microSDスロット 1スロット(SDHC対応)
USBポート 1ポート(USB2.0 Type-A, 給電電流 最大500mA、USBメモリ/USBデータ通信端末に対応※1)
コンソールポート 1ポート(RJ45)※2、1ポート(mini USB)
Flash ROM 32MB(ファームウェア 1組、コンフィグ 5組/履歴機能あり)
RAM 256MB
内蔵L2スイッチ機能 ポート分離、LAN分割(ポートベースVLAN)、ポートミラーリング
タグVLAN (IEEE802.1Q) LANごとに32ID
対応回線及びサービス網※3 FTTH、ADSL、CATV、ATM回線、IP-VPN網、広域イーサネット網、携帯電話網、フレッツ・サービス、IPv6 PPPoE/IPoE(フレッツ光ネクスト回線)、データコネクト
IPルーティングプロトコル RIP、RIP2、OSPF、BGP4(EBGP、IBGP)
IPv6ルーティングプロトコル RIPng、OSPFv3
スループット 最大2.0Gbit/s※4
IPsecスループット 最大1Gbit/s※5
VPN対地数 20
VPN機能 IPsec(VPN機能 NATトラバーサル、XAUTH)+AES128/256、3DES、DES(暗号機能 ハードウェア処理)+IKE/IKEv2(メインモード、アグレッシブモード)、PPTP(VPN機能)+RC4(暗号機能)※6、L2TP/IPsec、L2TPv3、L2TPv3/IPsec、IPIPトンネル
NATセッション数 65,534
動的フィルター・セッション数 65,534
QoS機能 優先制御、帯域制御(Dynamic Traffic Control)、Dynamic Class Control、VPN QoS※7、帯域検出機能、負荷通知機能、ToS→CoS変換
バックアップ機能 VRRP、フローティングスタティック、ネットワーク/Tunnelバックアップ機能によりVPN/イーサネット・無線WANにバックアップ、バックアップメール通知
IP keepalive対地数 100※8
LAN管理 L2MSマスター※9、L2MSスレーブ※9、VLAN一括設定、スナップショット機能、LANケーブル二重化
状態表示ランプ
・前面 14(POWER、STATUS、LAN[LINK、SPEED]×4、WAN[LINK、SPEED]、SD、USB)
・背面 0(-)
動作環境条件 周囲温度0~50℃、周囲湿度15~80%(結露しないこと)
電源 AC100V?AC240V(50Hz/60Hz)、電源内蔵、電源インレット(2極コネクター、C8タイプ)
最大消費電力(皮相電力)、最大消費電流、発熱量 11W(23VA)、0.23A、39.6KJ/h
省エネ機能 EEE(Energy Efficient Ethernet)、未使用のLANポートのシャットダウン、microSDスロット/USBポート停止
筐体 金属筐体、ファンレス
電波障害規格、環境負荷物質管理 VCCIクラスA、RoHS対応
外形寸法 220(W)×43.5(H)×160.5(D)mm(ケーブル、端子類は含まず)
質量 1.1kg(付属品は含まず)
付属品 冊子(取扱説明書[保証書含む])、電源コード、電源コード抜け防止金具
※1 全てのUSBメモリの動作を保証するものではありません。USBハブは利用できません。
最新の対応USB接続型データ通信端末は技術情報(RTpro)サイトにて公開します。
※2 別売りの RJ-45 コンソールケーブル「YRC-RJ45C」をご使用ください。
※3 ADSL、CATV、FTTH(光ファイバー)等の回線との接続には、別途ADSLモデム、ケーブルモデムまたはメディアコンバーターが必要です。
ATM回線との接続には、ATM-TAが別途必要です。
また、複数のパソコンでの使用を認めていないプロバイダーもありますので、契約内容をご確認ください。
※4 スループット値は、RFC2544に準じた測定値(NATなし、フィルターなし、双方向)です。
※5 AES+SHA1利用時の出荷バージョンでの測定値(双方向)です。
※6 本製品は、RSA Security Inc.のRSA(R)BSAFE(TM)ソフトウェアを搭載しております。
RC4およびBSAFEはRSA Security Inc.の米国およびその他の国における登録商標です。
※7 IPsecトンネル内でQoSを適用する機能です。
※8 VPNやネットワークバックアップ機能などを併用せず、IP keepalive機能を監視に利用する場合の対地数です。
※9 L2MS(Layer2 Management Service)は、ヤマハネットワーク機器をレイヤー2レベルで管理する機能です。
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